一章、魔族に支配された村
第8話、町にようやく・・・あれ?
それから僕たちはダンジョンから出てきた後はその近くで再び野営用キャンプをしてからまた町に向けて歩き出していた。
本当に良い人たちに巡り会えて良かったと思いながら進んでいた。こんなに良い人達は元の世界でも見かけることはなかったからそこは本当に心の底から恵まれたと感じていた。
そろそろこの世界の町なども見ておきたいなと嬉しくなりながら喜んでいるとレイモンドさんがそろそろ到着すると思うぜと言いながら指を指した方向を見てみるとそこには煙が見えており、確かに町があるなと感じているとレオノーラさんがあることに気が付いたのである。
「ねえ、レイモンド。何となくであるけどいつもよりも煙が多くないかしら、私の見間違いかもしれないけど」
「確かに言われてみれば何時もよりも多いかもしれないがそれが何か関係あるのか?もう少しだけ近づいてみれば分かるから向かってみようぜ」
僕もそれに賛成していた、いい加減に町に到着して宿屋でもゆっくりとしたいなと思っていたから。お金ならダンジョンで持ち帰った物を売れば余裕で足りると思うからそこは安心していた。それにどんな町並みなのかと楽しみにして進んでいた。
そうして町に向かっていると今度は何か臭い匂いが臭ってきたのである。何だ!この臭いはと思って思わずに鼻を服で防ぐほどに臭く、それを感じていつもへらへらと笑っているレイモンドさんが見たこともない顔になりここでレオノーラさんと僕は待ってほしいと言ってその場から一人で町に向かった。
どうしてこんな場所で待っていないとならないのと思いながらも見たこともないレイモンドさんの顔を思い出すとここで待っていたほうが良いよねと思いながら待つことにした。
しばらくするとレイモンドさんが戻ってきて自分たちに説明をするのだった。その時の顔の表情がヘラヘラな顔ではなく真剣な顔と複雑な表情をしていた。
「気になって先に向かってみたがあの町は先程に争いが起きたばかりでかなり治安が悪くなっているからここは避けて他の町に向かおう。あそこではゆっくりとする事もできないからな」
「え〜!そうなんですか、ようやくゆっくりと出来ると思っていたのに駄目なんですね。僕はレイモンドさんの言葉を信じます、なら他の町に向かいましょう、レイモンドさん!」
僕がそう言って落ち込んでいるとレオノーラさんはただレイモンドさんを見ていたが分かったわと言って僕たちは更に先にあると言われている町に向かうことになったのである。
そうしてまた旅を再開させてその日はまたキャンプで寝泊まりする事になったのである。色々とお世話にならないとしてアビリティで料理を多く作り少しでも役に立とうと必死に頑張った。
そうして疲れたので先に休みますねと言って僕は眠りにつくのだった。
・・・・・・・・
「ねえ、レイモンド。昼間のあれは嘘なのでしょう、町で何を見てきたの」
「全くもレオノーラには嘘つけないな・・・・町が滅びていた。焼けた家に死体も無残に残されていた。死後、一日から二日ぐらいは経過していると思われる。あの場所で休むと恐らく死体が周りの魔力の影響でゾンビとして蘇って大変な事になると考えた。既に一部の死体にはアンデット化の傾向も見られたからな」
レイモンドは真剣な顔で話、それを聞いたレオノーラは私達があの場所で残っていたら何とかなったかもしれないのにと言うとレイモンドは落ち込みながらも答えた。
「それはないな、死体の中には俺達よりも強い先輩たちの死体も見つかった。俺たちが二人加勢したところで変わるのは死体が2つ増えることぐらいだったと思うぜ」
「そんな、だって先輩たちは冒険者の中でもトップクラスの人たちだったよね。私達とは比べ物にならないほどに強いのにどうしてなの、私達はどこに向かえばいいの、レイモンド」
「一番、安全なのはあの世界の中心都市と呼ばれている場所に向かえば何よりも安全だと思われるがあそこに入るには教会の人たちから選ばれた者または貴族たちに対して多くの上納金を納めた者たちしか入る事ができないからな」
そう言うとレオノーラさんはそうよねと言って落ち込みながらもでも私達はこうして生きているからと言って頑張ろうと言ってからレオノーラはこの話はあの子には話さないほうが良いよねと言ってきた。
レイモンドもこの話を知ってほしくないから昼間も嘘をついたからなと言って伝えたのである。
「そうよね、まだ幼さが残っているあの子にはあまりにも厳しい話ですもの。これは私とレイモンドだけの秘密にしておきましょう」
「だな・・・・それとすっかりと眠っているな。何か特別な事でもしたのか」
「そうね、レイモンドが嘘をついていることは分かったからきっとこの子には知られたくはない事だろうなと感じたから聞かれないように深い眠りにつかせたの」
それを聞いたレイモンドがならこれからは少しばかりのお楽しみでもしても良いかと言ってレオノーラに抱きついた。
抱きつかれたレオノーラは恥ずかしそうにしながらもレオノーラもまんざらでもなく顔色を真っ赤にさせながら受け入れていた。
・・・・・・・・・・・・
僕は目を覚ますと何かレイモンドさんとレオノーラさんが服が乱れていたのでこんな時は起きた時にはあの言葉を掛けたほうが良いよなと思い出しながら料理をして待っていた。
料理が終える頃に起きてきたので僕は二人に声をかけるのだった。
「おはようございます、レイモンドさん、レオノーラさん。昨夜は楽しめましたか?」
「「ちょっと待って!その台詞はどこで覚えてきたの!?アクダくん!?」」
何か仲良い男女が一緒に寝ている時に朝に言うとみんな顔色を真っ赤にして慌てるのだけど僕にはどうしてそんなに慌てる事なのか分からないでいたのであった。
前世の近所のお兄さんに聞くとその内に分かるよと言われたけど本当に分かるのかなと思いながらも僕は朝食が出来上がりましたと二人に伝えるのだった。
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