応援コメント

第三章『真とは弥々ほど遠く(Femme Fatale)』」への応援コメント



  • あなた様の作品の批評が終わった時、拙作、異世界徴税官のフィードバックをいただけませんか。話数の指定がございますので、批評を終えた時、詳細を申し伝えさせてください。







    "『真とは弥々程遠く』"

    やはりこういう言葉遊びが好きです。もっと増えるべきです。

    "僕は何もしていないという言葉を真弥が飲み込むと、六川は寂しそうに微笑んだ"
    "真弥は慌てて周囲を見回して"

    このような機微が大変好みです。

    "真弥の頬を切り裂いた"

    おお……結構むごい怪我ですね。

    "日高の肩甲骨付近から〜カマキリの前脚だろう"

    具体的であるので、大変良いです。没入感が増しています。

    "『なんなのよ、この化け物はっ!』"

    セリフで気を遣っていることなど詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。私は口語的であることを優先してしまうので、ぜひ、お聞かせ願います。

    "どうしようもなく人間と違う存在を受け入れられない自分がいる"

    ここで"違う"という意味を使えるのが非常に良いです。体験から導けたものですか?それとも、これを扱う研究データに触れることがありましたか?

    "どれだけ理屈が正しかったとしても人を救わない"

    繰り返し出てきていますね。わくわくしています。

    作者からの返信

    もちろんです! 税と異世界ファンタジーを組み合わせようとした異世界徴税官には私も興味があります。
    その時が来たら、また詳しく教えてください。

    "『真とは弥々程遠く』"
    これは真弥の理想と現実との乖離と、世界の正しさに対する疑問というダブルミーニングになっています。

    "僕は何もしていないという言葉を真弥が飲み込むと、六川は寂しそうに微笑んだ"
    "真弥は慌てて周囲を見回して"
    やはりこういう文章がなくては、読者は状況が理解できませんからね。

    "真弥の頬を切り裂いた"
    ここは『ガンダム』の影響だと思うのですが、たとえ銃弾や剣撃でなくても、人は些細な理由で命を落とす可能性があると私は思っています。
    つまり最初に攻撃した方が圧倒的に有利なのです。
    ここでわざわざ真弥に怪我を負わせたのは、この後で戦闘をすることの恐ろしさや守るための覚悟を問うためです。

    "『なんなのよ、この化け物はっ!』"

    セリフで意識しているのは、そのセリフに感情が含まれているかどうかです。
    通常の口語では、是堕胎に『なんなのよ、この化け物はっ!』といった言葉は使いません。
    ですがこのセリフ一つで驚愕や恐怖、焦りといった複数の感情を同時に描くことができます。
    セリフは、動き以上にキャラの魅力を引き出してくれるということです。
    ここに関してはどれだけ多くの作品を見てきたかという点が多く、幼い頃から『ガンダム』や少年漫画といった媒体に触れてきたという経験が有利に働いているのだと思います。

    "どうしようもなく人間と違う存在を受け入れられない自分がいる"

    私は全くといっていいほど専門的な研究をしたことがありません。
    あくまでも、自分の経験とインターネットで調べた知識だけを元に書いています。

    "どれだけ理屈が正しかったとしても人を救わない"

    古今東西、理屈が人を救ったことは少ないですからね。
    あくまでも、正しい感じ方をするためにある程度の理屈が必要なのであって、理屈のために感情を否定するのはナンセンスです。
    動物にも感情はありますし、何より人に感情が残っていることに、生存戦略として必要だったから以上の理由はないのですから。