第1章 地獄


「……キー君ごめん。僕帰る」

「大丈夫?俺も一緒に行こうか?」

「キー君にとばっちりあるかもだから大丈夫」


そう言って家を出ようとした。



「テンリ。俺たちはお前が助けを求めるなら命を懸けて守る。

そして、助ける。だから、もし必要なら《助けて》と言え。

どこにいても助ける」

「………ありがとう」





sideテンリ


今日のあの感じの電話母さん荒れてるな

多分暫く学校にも行けないだろうな


ま、ここで僕が死んでもどーって事無いよな


悲しむのはキー君だけ。


他の友達はいないし


でも、キー君僕が死んだら泣くんだろうなぁ



キー君は笑ってる顔が1番かっこいいんだよなぁ


僕なんかと違って




よし。家に着いた。覚悟を決めなくちゃ



end

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