優弦は優しい母親と父親と3人で家族仲良く暮らしていたが、5歳の時に母親は病気で他界する。その2年後、父親が再婚し、新しい母親と兄と妹がやって来た時から家は氷の館に変わってしまう。継母は自分の子供だけを可愛がり、優弦は一緒に食事をする事も出来なかった。そんな中で唯一、優弦に優しさをくれたのが妹の瑠加だった。父親は新しい妻への愛はなく、兄の哲也も瑠加の事も自分の子供だとも認めていない。そんな家で育った優弦は青春時代になってから夜遊びをするようになり……一方の瑠加も寂しさを紛らす為に夜に繁華街に行くようになり、男と関係を持つようになる。実はそんな瑠加にはずっと好きな人がいる。それは兄の優弦だ。果たしてその恋がいつか愛に変わる時は来るのだろうか……
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