第17話
適当に言った言葉に
「なにアミはリョウに興味があるの?」
セナはまた私を喜ばせる返事を返す。
「そっそんな訳ないじゃんっ」
セナに出会ってから私はセナしか見えていない
みたいに夢中になっている。
必死で訴えた私にセナは満足そうに笑った。
「リョウはアミと同い年だよ」
「えっでも私アミさんって呼ばれたよ」
同い年なら呼び捨てでもよかったのに...。
「リョウは偉いからね」
「...どういう意味?」
「アミは一応お客さんだからね、平等に
するために皆の事さん付けで呼んでるの」
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