第15話

「...えっ」


「そんな驚くことないよ」


固まった私にセナは笑う。



「えっ、だって」


私と2つしか変わらないんでしょ?


こんなに歳が近いのに私は大学生で

セナは店長なんて。


「雇われ店長だし、オーナーは別にいる

____まあでも一応」



言いかけて止まったセナは繋いだ手に力を込めて


「ご来店ありがとうございました

またのお越しをお待ちしております」


そう言ってまた笑った。



なんか、へん。


手を繋いで、見下ろされてこんなこと言われる

なんて。

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