第5話 400年前の着信音
アリュースとザックが「アリア、家に入るぞ。」
私達は家の中に入った。中は?
家具は普通に配置されていた。
400年後のお城の生活の比べると質素だが特に不自由は感じない。
逆に広いお城のいくつもある部屋や
無駄に長い廊下。無い方が
私にしてみれば合理的に感じられる。
ザックが「アリア、狭い家だが大丈夫?」
「えー、平気よ。もちろんお城より小さいけど、私は好きよ。」
「そう、それはよかった。
ここでは、一般の町人設定だからこのくらいの家じゃないと設定がうまくいかないんだ。」
「そうなの。」
アリュースが「僕らは時の住人。
そのことを忘れないようにね。アリア。」
「わかったわ。ところでぶどうを食べて倒れた私は、大丈夫なの?」
「それは心配ない。アリアは眠っているだけさ。その秘密はそのうちすぐにわかるよ。
まずはこの町に、町人に慣れよう。それからだ。」
「わかったわ。
400年前町の暮らし楽しみだわ。」
「そうだな。でもぼくら1000年前のガーゴイルからすると短い時間だけどね。」
「それにアリアだって。」
アリュースが「ザック今はだめだ。言っちゃいけないよ。
いくらアルタ王国の女王でも脳内が混乱して、びっくりするからゆっくりと順序よくね。」
「わかったよ。アリュース。」
私は気になり「アリュース、何?気になる。
教えて。」
「今はだめだ。そうだな、寝てる間に行ける時空の時間をあげよう。」
「アリュース、それってもう、ここ400年前に来てるじゃない、このこと?」
「違うよ。ここは現実。アリアが存在している世界だ。」
「でも私400年後にも存在しているんでしょう。それって?」
「そうだな。生きては消えて、またすぐに生まれ変わるんだ。」
「えっ?それってずーっと私が私で生きているってこと?」
今度はザックが「そうだ。だからさっき言ったじゃないか。僕ら2人の悪魔ガーゴイルはアリアとアルタ王国を守っているって。」
「そうね。でもまだよくわからない。」
「そうだな。しかしまずはお茶でもしないか。この世界のお茶は香りがいいぞ。
よい紅茶だ。」
「そうね。頂きたいわ。」
アリュースが「では女王様、お茶を入れますね。」
「何それ、わざとらしいいからやめてよ。
ふふふ。」
3人でお茶をしているとドアにノックの音。
「誰かな?」ザックがでる。
さっき町ですれ違ったおばさんだ。
「アリアちゃんたち、クッキー焼いたのよ食べてね。」
ザックが「ありがとうございます。ベルマおばさん。」
「いいえ。どういたしまして。それにこれは、この間のお礼よ。アリュースとザックで家の雨どいを直してくれたでしょう。
助かったわ。これから雨の季節だからね。」
ザックが「ベルマおばさん、いつでも力仕事はいってくださいね。」
「ありがとう、助かるわ。それからさっき町で聞いたんだけどね。
アルタ王国のお姫様、アリア様が魔法にかかって眠りから目覚めないんだって。」
アリュースも出てきて「それはお姫様は大変ですね。」
「そうみたいね。ここのアリアちゃんもそうだけど。お姫様は愛らしく頭もいい。それでアリア様がお生まれになった後、この国では女の子にはアリア様と同じ名前を付けるくらい慕われてる良いお姫様だったのにお気の毒だ。」
「早く目覚められるといいですね。」
「そうだね。じゃ、また。」
ベルマおばさんは帰った。
「ねえ、私は魔法で眠っているの。
私は大丈夫なの?あのぶどうの黒いマントの男は誰なの?」
「とりあえず眠っているだけだ大丈夫だよ。
それに謎の男は後だ。それにそんなに心配ならお城のアリアに会いに行く?」
「行きたい。」
「そうか。じゃあ、寝てる間に行ける時空の時間はもう少しお預けだ。
いいかいアリア。」
「ええ、今はこの時代の自分に会いたい。
それが先よ。」
アリュースがポケットに四角小さな機械をポケットに入れた。小さいが音が聞こえた。
無意識に私の口から「着信音?」
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