壊れかけた世界。鍵は誰の手の中に。

あらすじに「これはすべてが伏線」とある通り、注意してお読みいただきたい物語です。

細やかで神秘性を感じる綺麗な文章の中で織り上げられる、神々と魔術師、非魔術師、生者と死者たちの群像劇。世界の謎、神々の謎、そして８年前の大災害の謎……あらゆる謎が散りばめられ、登場人物たちの考察により少しずつ紐解かれていきます。

すごく繊細で物語のページを開いた途端、すっと幻想的な雰囲気を感じます。

読み終わってすべてが明らかになったあと、もう一度読み返したくなる作品です。