一度ついた穢れを洗い落としても真白くは戻らない
- ★★★ Excellent!!!
どこそこへ行き迂闊な真似をしたから祟られた。ではどこそこの名だたる神社に参って難を逃れた。それで終わり。
本当に?
一度「終わってしまった」ものが綺麗さっぱりと「元通り」と誰が保証したのだろう?
一度傷が付けば新品と呼べないように、元通りにはならない物語は一体どんな道筋を行くのか。決して綺麗なものではないと保証された物語、人間も不条理も一緒くたになっておしまいへと突き進んでいく。
終わりの先には何が待ち受けているのか。