第2話
来月で30歳を迎える
パート主婦の私。
翔太との結婚生活も
もう3年…
「おいっ!なんで牛乳ないの?」
朝ごはんの準備をしていると
起きてきた彼が
冷蔵庫を開けるなり
そう言ってくる。
『ごめん、昨日バタバタしてて
買い忘れちゃった…』
「はぁ?バタバタって何?!
俺は朝牛乳飲みたいのっ
買ってこいよ」
『…ごめん。』
財布を握り
急いで玄関を出ると自転車で
近くのコンビニに向かう。
昨日のこと覚えてないんだろうか…
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