第2話
今を遡る事、数時間前───
飛行機で空港に降り立ったのは、まだ昼過ぎだった。
両親の死後、お世話になっていたイギリスの祖母の家。
大好きな兄さん達はいたけれど、イギリスの生活に馴染めなかった私は、今日から母の弟さんの家にお世話になることになった。
小学6年生になるまでは日本に住んでいたから、とても懐かしく感じる。
キョロキョロと辺りを見ながら歩いていれば、お洒落なカフェを発見!
スイーツが大好きな私は、メニューを見るなり、迷う事無くそのお店に足を踏み入れた。
ケーキとアイスティーを頼んで、お気に入りの小説を読んでたら、いつの間にか太陽は沈んで綺麗な満月が窓から見えていて……
「うっそ!?」
私、ケーキとアイスティー1杯でどんだけ粘ってたの……。
慌てて、伝票を持って席を立った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます