第26話

心の中で突っ込んでいるうちにどうやらやり取りは終わった模様。





「このスマホ、預かっとくわ明日まで」




「だからさ、あんたはここで」








「一晩中閉じ込められてな」









ガチャン、と何かの音がする。

一気に部屋が暗くなった。




先ほど、彼女たちに呼び出されて来たこの部屋は体育館倉庫。





待って、これって。

閉じ込めらたってこと?






この場所は運悪く外からしか鍵が掛けられない。そして窓はゼロ。






それが意味することは、脱出不可能。







「あ、そうだー。涼夜さんには友達の家に泊まるって連絡しといたから安心してね♪」






どこが安心できるんだ。

真っ暗の部屋、ひとりぼっち。怖いです。

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