涼ちゃん

第3話

わたしと涼ちゃんは、わたしが生まれた時からずっと一緒に育ってきた。






「なーちゃんのおしめは僕がかえる!」






なんて言って涼ちゃんはわたしのオムツを交換してくれたり、






「なーちゃんのママは僕なのっ!」





何て言ってわたしにミルクを飲ませてくれたり、昔から涼ちゃんはわたしを大切に“妹”として育ててくれた。







そんな涼ちゃんはわたしに対してとても過保護に育った。

わたしはそんな過保護な涼ちゃんが好きで好きで仕方がないのです。

もちろん、“兄”としてではなく恋愛感情で。







そんな涼ちゃんが大好きなわたしの1日はいつも涼ちゃんから始まる。

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