渦の「二つの方向」を読み始める。終点の改札を抜けて、地上に出た。侵略戦争の続報を聴きながら、職場に至る道を歩いた。憤りと絶望感は増すばかりだ。売店に入り、朝食を買った。空いている卓席に陣取り、駄菓子を食べた。コーヒーを飲みながら、第三章『松竹京都映画と「必殺」シリーズの実験』の続きを読んだ。面白い。卓上を片づけてから、ロッカールームに向かった。

　券売機に買物カードを挿し込み、Ａランチを選んだ。交換後、壁際の席に料理を運んだ。今日のＡはチキンカツ風。副菜は小松菜と油揚げを和えたもの。ライスは山盛り。気がつくと、オカズが消えていた。残りの飯に味噌汁をぶっかけ、ザバザバと流し込んだ。ともあれ、空腹の鎮圧に成功する。休憩場所の長椅子に座り、第三章の続き。読後、１５分ほど仮眠。体、多少楽になる。

　地元駅到着。駅を出て、飲食街に足を進めた。居酒屋に寄り、店頭に陳列されたテイクアウト商品を眺めた。ニ品を買う。接客担当のおにいちゃんに代金を渡してから、店を離れた。帰途、スーパーに寄る案もあったが、結局やめた。自室に戻り、腕立て伏せをやった。ラジオの話題は「困惑する中国」について。酒飯の後に『湯けむりスナイパー』の第１０話を観るつもりである。

♞今宵の酒はトリスクラシックの軟水割り。肴は刺身四種と牡蠣の塩焼き。

　二つの方向の続き。読後、眠りの沼に沈んだ。終点到着。駅を出て、職場まで歩いた。ラジオを聴きながら、歩行を重ねた。話題は「人道回廊と亡命政府(案)」について。広場の入金機に買物カードを挿し込み、二千円分をチャージした。売店に入り、朝食を買った。窓際の席に陣取り、チョコドーナツを食べた。コーヒーを飲みながら、時代劇第四章「東映の転身」を読み始めた。

　食堂に行き、Ａランチの券を買った。交換後、いつもの席に料理を運んだ。今日のＡは麻婆豆腐。小鉢はミニおでん。箸と匙を交互に操り、飯とオカズと汁を腹におさめた。埋まり具合は七割程度か。トレイ返却後、休憩場所に移動した。先客二人が深刻な表情で深刻な会話をしていた。なるべく遠いところに腰をおろし、第四章の続き。読後、仮眠。まったくよく寝るおっさんである。

　車内で第四章を読了した。地元商店街の居酒屋に足を進めた。テイクアウト商品を二つ買った。今日は(滅多に厨房から出ない)亭主が応対してくれた。家路の途中、スーパーに入った。各売場を眺めたが、欲しいものはなかった。帰宅後、テープに録音した『オンザレディオ』を聴きながら、腕立て伏せをやった。酒飯の後に、スナイパーの第１１話「刺客の足音」を観るつもりである。

♞今宵の酒はキンミヤの「天然水 富士山」割り。肴は刺身四種と鰯の梅煮。

　いつもの車両に乗った。座りざまに、中公文庫を開いた。宇能鴻一郎の『味な旅 舌の旅』を読み始めた。宇能ワールドに接するのは、おそらく今回が初めてである。終点下車。駅を出て、職場に向かった。ラジオを聴きながら、坂を歩いた。話題は「人道回廊の実態」について。途中、ファーストフード屋に寄り、ファーストフードを食べた。コーヒーを飲みながら、二つの方向の続き。

　券売機に買物カードを挿し込み、Ａランチを選択した。券と料理を交換した。壁際の席に座り、食事を始めた。今日のＡはよく冷えたハンバーグ。副菜は胡瓜と塩昆布を和えたやつ。ライスは大盛り。オカズ消滅後、残りの飯にぬるい味噌汁をぶっかけ、ザバザバと流し込んだ。トレイを返却棚におさめてから、休憩場所に移動した。長椅子に腰をおろし、味な旅の続き。読後、仮眠。

　味な旅のニ「松島・雪の牡蠣船」を読んだ。地元駅下車。改札を通過し、駅の近くにあるサンドイッチ屋に足を進めた。商品を二種類買った。帰途、スーパーに寄り、鮮魚売場と惣菜売場を眺めた。欲しいものを篭に入れ、勘定場に運んだ。部屋に戻り、雑用を潰した。腕立て伏せをやってから、シャワーを浴びた。酒飯の後に、スナイパーの最終話「殺し屋・源」を観るつもりである。

♞キンミヤの「富士山」割り。メバチマグロの刺身。オムライスとおにぎり。