第46話

「あの“人“がやったの?」


私は頷いた。


だって、あの人以外に体は触られてない。


「私追い出された時、言われたんだけど..」


春の声は真剣だった。


「あの人..族の総長やってるんだって..」


初めて知った。


確かにカラオケの時、厳ついオーラがあった。


「それに、喧嘩がとにかく強いって..」


春は泣きそうな顔をした。


あんなに力が強かったのは、そういう事か。


納得した。


「愛梨..泣いてる..」


そう言われて自分の頬を触った。


「嘘..」


無意識に涙が出ていた。


「大丈夫!愛梨は次こそ私が護る!」


勇気つけてくれた春。


でも春に何かあったら嫌だ。

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