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  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    ウゴクヨミヒルです。企画へのご参加ありがとうございます。
    割烹のコメントに申請がありましたので、構成評価をつけさせていただきます。
    https://kakuyomu.jp/users/ugokuyomihiru/news/16818792437886435843

    なるほど、元は小説ではない作品なんですね。
    私にとっても実験的になりますが、やってみようと思います。

    >2009年晩秋、秋葉原
    から
    >薄れゆく意識の中で、凶器の一部を見たような気がした。
    まで読みました。


    ### 通読中に気になったこと ###

    >2009年晩秋、秋葉原
    >萬世署の鉄格子から薄暗い室内を照らしていた日差しはとっくに無くなっていた。
    >ホウクウドは食べ終えたカツ丼のどんぶりを床に置いた。
    >「カツ丼は好きだが、昨日の夜からこれだと流石に飽きるな」
    >すると突然、あたりに響く爆音と同時に厚いコンクリの壁が脆くも崩れ落ちた。
    >もうもうと立ち込める粉塵の中に見覚えのある顔が浮かんだ。
    >「あたしよ! アンシー。すぐ来て、ホウクウド」
    >アンシー冥土。その豊満な胸は厚いライダースーツの中には納まりきれず、
    >谷間を覗かせていた。胸元の汗がキラリ、目のやり場に困った。
    >「そうか、見つけたんだな。アンシー」
    >ホウクウドはどんぶりを蹴飛ばしながら立ち上がると、アンシーの後を追った。
    >しかし、いい尻をしている。
    >萬世署の警官たちは何が起きたのか全く判らないまま、やみくもに辺りを
    >サーチライトで照らしている。赤や黄色。後ろから見るアンシーのブロンズ色の
    >肌は、光を受けて官能的に瞬いている。しかし、今はそれどころではない。

     ここまで結構な行数を読みましたが、何がなんだかわからない、というのが正直な感想です。

     あれ? 一話だよな? と思いつつ概要を読むと、どうやら「思い出のかたち -薄味ー」という親作品があり、それを知らないと理解できない構成になっている、といえます。

     その上で、小説としての描写も、作品のスターターキットを伝えられる冒頭にしては乏しすぎです。

     一行ずついきましょう!


    >2009年晩秋、秋葉原


    作品の冒頭一行目で読者は作品の世界を何も知らないので、秋葉原のどこか、どのあたりかを書くと読者フレンドリーです。2009年秋葉原と聞いて、大多数が共通して思い浮かべる記号的な場面があるとも思えないです。


    例えば、「2009年晩秋 東京」とかなら、東京タワーを背景とした景色が浮かびそうですよね。秋葉原はどうでしょう?


    >萬世署の鉄格子から薄暗い室内を照らしていた日差しはとっくに無くなっていた。


    萬世署の元は恐らく万葉橋警察署かな? ここも読者フレンドリー目線の意見ですが「萬世警察署」と書いた方が誤読率を減らせますし、ここの地の文は主人公の心境代弁ではなく神視点の方なので、少なくとも一回目は「警察署」と略さず書く方が適切です。


    あと室内というか、取調室かな? それとも留置場?
    室内、と書いて場所をボカした理由が不明です。


    >ホウクウドは食べ終えたカツ丼のどんぶりを床に置いた。

    作品のことを何も知らないせいか、ホウクウドがそもそも人間ではないキャラに思えましたw 名前のセンスがファンタジーっぽく、人間につける感じがしないからです。

    ネーミングセンスから感じる印象は読者の世代によってかなり変わります。私的にホウクウドは動物の擬人化的印象です。頭の中では「はいぱーぽりす」に登場するような、人間以外の獣人や妖魔っぽいシルエットが浮かびます。

    どんぶりを床に置いた、の部分は、どんな風に置いたのかが知りたいです。食ったー!って感じでがちゃんっと音が鳴るような感じ? それとも力無く置いた感じ? それとも静かに?

    そういうところを伝えるのが小説ですし、書いてあればこのキャラクターの人格なども伝えられます。それを魅せられる最初といってもいい部分で、ただ「置いた」と書き記されているので、「この先も小説的描写は乏しいのかもしれないなぁ」という不安があります。

    めちゃくちゃ遠いところから望遠鏡かなにかで、この人物のことを監視している人物の目線であるのなら「置いた」に意味が生まれますが、そうではないでしょうね。


    >「カツ丼は好きだが、昨日の夜からこれだと流石に飽きるな」

    この人物のイメージが定まっていないので、どんな風にいったのかもわからないです。例えばどんぶりの置き方から人格のイメージができれば、ここのセリフの口調なんかもよりイメージしやすくなるわけです。

    あとこれは独り言?
    思わずぽつりと呟いた的な描写がないと、違和感を持たれやすいです。

    >すると突然、あたりに響く爆音と同時に厚いコンクリの壁が脆くも崩れ落ちた。

    ここも地の文は神視点のほうなのでコンクリ、と略すのは不自然。
    コンクリートと略さず書くのがセオリーです。

    地の文には特定の人格を持たせないのが通常です。略語や口語的表現を使うと作者のキャラが出たように感じられます。劇中の人物の認識を地の文が代弁している場合でしたら、そうだとわかるように書きましょう。ここは違う気がしますが。

    あと「脆くも」は用法として間違ってると思います。これは「思いがけず」「あっけなく」「意外にも」といったニュアンスを含みますが、ポイントはその背景に期待や信頼がある場合に使うということです。「敵の要塞は脆くも陥落した」とか「友情は脆くも裏切られた」とかですね。

    このコンクリートの壁って、特に誰の思い入れもないただの壁だと思うので、「脆くも」の本来の含意が浮いてしまっています。

    >もうもうと立ち込める粉塵の中に見覚えのある顔が浮かんだ。

    浮かんだ、だとその場で静止しているイメージ。
    コンクリートの壁をぶっ壊して主人公を助けにきたっぽいので、瓦礫や煙の中を前進してきたのでは?

    それなら「現れた」では?

    こういうところの言葉遣いがおかしいと「作者が物語を伝える上で正しい言葉を使えていない」と判定されますし、読者の頭に浮かぶ映像が不完全なものになります。

    >「あたしよ! アンシー。すぐ来て、ホウクウド」
    >アンシー冥土。その豊満な胸は厚いライダースーツの中には納まりきれず、谷間を覗かせていた。胸元の汗がキラリ、目のやり場に困った。

    「その豊満な胸は」とありますが、指示語の「その」を使う場合は既に読者が対応する情報を知っている場合か、それがなくても記号化された情報だから理解に困らない場合に使うのがベターです。

    スーツにおさまらないほどの豊満と書くくらいなので、バストは峰不二子レベルをイメージしますが、さっきの煙の描写の時に、顔以外にも二つの丸い何かを浮かべておけば指示語の役割が活かせますね!

    例えば、ドラゴンと書いたあとに「そのツノは」ならわかりますが、読者がアンシーについて知っているのは、コンクリートをぶっ壊した犯人であろうことと、冥土という名前と、セリフだけです。「その」に備わっている含意が孤立しています。

    次、「谷間を覗かせていた。」ですが、時制が疑問です。もう覗かせていないんですか? 状態が継続しているなら「谷間を覗かせている」ですね。
    「目のやり場に困った」も過去形なので、「もう困っていない」というニュアンスを含みます。困り続けると思うので、「やり場に困る」だと思います。

    この一文を原文を尊重したまま整えるとこんな感じでしょうか。
    『アンシー冥土。豊満な胸を持ち、厚いライダースーツの中には納まりきれず、
    谷間を覗かせている。キラリと光る胸元の汗が、視線が誘う。』

    原文無視でいいなら、一から書き直すと……
    『アンシー冥土。コンクリートを砕いて現れたその姿は、スーツの中で収まりきらない胸がまず目を奪う。谷間に汗が光り、場違いなほど艶めいている。』

    どれが正解というものでもないですが、時制は整えましょう!

    単純に、
    〜る。(進行系)
    〜た。(過去系)

    でわけると考えやすいです。これの使い分けができないとあらゆる描写が「〜た」(過去形)になりやすく、まるで昔話を読んでる感じになってしまいます。

    >「そうか、見つけたんだな。アンシー」
    >ホウクウドはどんぶりを蹴飛ばしながら立ち上がると、アンシーの後を追った。
    >しかし、いい尻をしている。

    何を見つけたと? 読者を物語の先へ引き込む牽引要素がないです。ここで例えば、アンシーがUSBメモリーを取り出したり、革製の手帳を見せたり。あと谷間から錆びれた鍵を抜き出すとか、想像力を膨らませる謎アイテムをチラつかせたりすると読者は先が気になるわけです。

    劇中事実として正しく描写することに気持ちが囚われると、こうした読者置いてきぼり展開になりがちです。

    「アンシーの後を追った。」は「追う」かと。
    それに、どこへ行ったのかわかるようにしてほしいです。まさかドアを開けて署内を移動したわけないと思いますが……。

    「しかし、いい尻をしている。」と書く以上、ホウクウドが結構ルパン的な面を持っていて、すぐにエロに流れそうな印象を持ちます。この先の展開に期待です。
    これがもし、ただの地の文視点の語りなら書き方を工夫しないと、地の文の中の人の価値観を教えられただけとなってしまいます。作者が自分の人格を隠せていない作品、となってしまうのです。

    >萬世署の警官たちは何が起きたのか全く判らないまま、やみくもに辺りをサーチライトで照らしている。赤や黄色。後ろから見るアンシーのブロンズ色の肌は、光を受けて官能的に瞬いている。しかし、今はそれどころではない。

    赤や黄色、だけなのは読者に投げすぎです。赤や黄色のライトの輪郭が敷地内を右往左往と巡って建物の壁などの色を染めているわけですよね。

    あとアンシーのブロンズ色の肌が「光を受けて官能的に瞬いている。」はわかりにくいです。恐らくあちこちに動いてるライトの光輪が彼女を掠って、その反射で体の形が魅力的に見える的なイメージだと思いますが、それならアンシーのボディラインがイメージしやすい言葉を増やしてあげましょう。

    恐らく、こう書きたいのでは?
    『萬世署の警官たちは何が起きたのか全く判らないまま、やみくもに辺りをサーチライトで照らしている。赤や黄色のライトの光輪が敷地内を巡り、壁や地面を縞模様に染めている。アンシーのブロンズ色の肌はライトを受け、肩や腰のしなやかなボディラインが官能的に浮かび上がる。しかし、今はそれどころではない。』

    このように書いても作品の品質には特に障らないと思います。

    >萬世署を出て、通りを左に曲がると萬世橋のたもとに ”ボロ自転車” が用意されていた。怪訝な面持ちでアンシーが尋ねる。
    >「言われた通りに用意したんだけど…… これで大丈夫?」
    >「上出来だ、アンシー」
    >服を脱ぎ捨て全裸になってヒラリとそれに跨ると、こいつが俺の身体の一部であることを確信した。

    怪訝な面持ち、は違和感があります。ホウクウドの指示で、自分で用意したんですよね。で、こんなんで大丈夫なのか?みたいに思っていた不安をここで書いたわけですよね。つまり過去のことです。
    怪訝って「瞬間的な心境」に使う言葉で、過去から継続している心境に当てて使うのは適切ではないイメージがあります。

    普通は全裸にならない場面だと思うので、描写を増やして人物の行動の説得力をあげてほしいです。服を脱ぎ捨て全裸になるという行動は、服を脱ぎ捨て全裸になって、という一文だけだとかなり違和感があります。ちゃんと全裸になったことをわかるように書いてほしい。ギョッとすることを何事もないようにサラッと書いても「え? おっ! 予想外の展開!」とかにはなりません。

    例えば『ホウクウドは靴を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、上着を脱ぎ、パンツも脱ぎ、一糸まとわぬ姿になって」とかなら、ちゃんと全裸になったことがわかりますし、言葉のコンボになるので、読者を楽しませようとしている意思も伝わります。

    そもそもホウクウドの格好も読者は知らないので、ここで背格好の詳細を伝えるいい場面でもあります。ホウクウドは警察署で取り調べを受けていたか、檻に入っていたか、どっちかは不明ですが、読者はそういう境遇にいる人特有の格好をイメージしています。読者の答え合わせができるいいタイミングです。

    服を脱いでる間の、アンシーの様子もここにあると二人の関係性がわかってGood!
    それは地の文の仕事でもあります。

    このような情報が欠けていると、読者は「作品を理解する為の情報を自分が知らないのでは」と疑心暗鬼になり、バックして読み返す、ということをする場合があります。

    「こいつが俺の身体の一部であることを確信した。」は、今までの規則からいくと「ホウクウドは、こいつが俺の身体の一部であることを確信した。」となるはずです。

    ここまでもそうですが、やはり地の文の視点の規則性「神視点」と「人物の代弁視点」が整っていないです。

    >「スピードMAX……」
    >低くそう呟くとホウクウドの身体が黒豹の幻影に包まれ、一瞬の後、漆黒のライダースーツを身に着けていた。と、同時に、ボロ自転車は ”モンスターバイク” に変わっていた。 ”モンスターバイク” ……こいつの潜在能力は計り知れない。

    ここは雑すぎます。

    「低くそう呟く」、何が低いの??
    「黒豹の幻影」、どんなの? 真っ黒いガスみたいな? それともJOJOのスタンドみたいな?
    「一瞬の後」、何の一瞬?
    「 ”モンスターバイク”」とは? 顔や牙の生えた口がある感じ? それともゴーストライダーみたいな? もっとB級っぽくモンスタートラック(2017)みたいな? モンスター憑依系の乗り物のデザインや質感ってかなりあるので、ディティールがわかるように書いてほしいです。こいつの迫力を想像できる情報がなにもないです。

    ですので「こいつの潜在能力は計り知れない。」が空振りになっています。
    何を想像すればいいのやら。

    >こいつに追われるものの気持ちを想像するといつもぞっとするものだ。

    これは誰の心境なのでしょうか。

    >ホウクウドはセルモータを回した。
    >「らめぇーー!あたしを置いて逝かないでぇ」

    ここの「逝」は作者のただの言葉遊びで終わっていて、劇中における役割が不明です。作品にどう寄与するのかがわかるようにしましょう。

    >シートに跨ったアンシーの巨乳が思いっきり背中に押し付けられる。

    「押し付けられる」と書く場合は、その結果を生み出している力の発生源がわからないと違和感が残ります。
    そもそもバイクは走り出しているので、力学的には後方に押されるのでは?
    アンシーがわざと押し付けているなら、そうとわかるように書いた方がいいですね。

    >そして、その両手は後ろから微妙なところを抱きしめている。

    ここも「その」の指示語が孤立しています。たぶんアンシーのことなのでしょうが、今の書き方だと「その」を指しているのは押し付けられるという結果です。「その」がいらないと思います。

    >「いくよ、アンシー。今夜中に謎のトラックに追いつくんだ」
    >ふたりを乗せたモンスターバイクは中央通りを走り抜ける。鋼鉄の街を影が貫いた。

    影がつらぬく、は何の影かわからないのでかなりぼやけますし、このシチュエーションの場合、貫くではなく切り裂くのような気がしますが。
     
    影ではなくテールランプの弧と言いたいのかな?
    ディティールが曖昧だとこんな風に読者が迷います。

    >アンシーはスマホのGPSを確認している。
    >どうやら謎のトラックに、この一連の流出事件を極秘調査していた谷間さんが潜入しているようだ。 

    この二人の目的がいまだにわからない。
    GPSでターゲットの位置情報を確認している?
    それともGPSに映っているのは谷間さんの位置?

    あとさっきのアンシーの谷間の印象が残っているのですが、この谷間さんはその印象被害を受けている気がw(狙ったのかもしれませんが)

    >「ホウクウド…… トラックはどんどん北上しているわ」
    >東京を離れて北へ。

    北上している事実をこのようなセリフで伝えると、北上していること自体が何らかのサインのように思えます。意味深であるということです。

    劇中事実の会話ではそうなのかもしれませんが、読者が意図しない部分で「意味がある」と誤認してしまう可能性のある描写は、場面を変えるなどの工夫を。

    >ホウクウドとアンシーを乗せた モンスターバイク は、東京からかなり北の街に行き着いた。トラックは、とあるビルの駐車場に乗り捨ててあった。
    >「アンシー、気をつけろ。何か妙な雰囲気がする」
    >ホウクウドは、ともかく此処が何処なのかを調べることにした。
    >幸い天気は晴れて一面の星空が見えた。
    >「ええっとあれが北極星で、北斗七星があれだ…… 何!北斗七星が八つあるぞ?」

    北上しているわ、と意味深なやりとりを読まされたあとでこの流れだと、北上したことにはあまりこだわらなくてもいいんだな、という読者は思うでしょう。通常の小説の読み方が通じず、読中感はよくないです。

    >「きゃーーー!やめて、変なところを触らないで」
    >傍らで遊んでいたはずのアンシーが謎の黒服集団に連れさらわれようとしている。
    >「待て、アンシーを何処につれていくんだ!」
    >ホウクウドは潜在能力 ”すばやさMAX” を発動しようとしたが、背後から後頭部を強打された。薄れゆく意識の中で、凶器の一部を見たような気がした。

    アンシーの登場の仕方の印象のせいか、峰不二子レベルの強キャラ感あったんですが全然ですね。わざと弱いフリして捕まったのかな? とか思いたいところなんですが、そう思えるような情報もないので、ただ単にキャラのディティールが雑なだけなのか、そもそもこの状況でなぜ遊んでいるのか、遊びってどんな遊びなのか、なにもわかりません。

    ホウクウドの意識が途切れたので、ここまでにしておきましょう。


    *** 総評 ***

    最初すぐ、これは親作品を読んでいることが前提となっている作品だと思いました。あらゆる描写がディティールを知っていること前提になっており、初見の読者にはなにもわかりません。

    ただ、それを考慮をしたとしても、小説としての体裁は全くなく、もし点数があるとしたら0点もつきません。
     
    冒頭の指摘でも書きましたが、「置いた」だけではどんな風に置いたのかがわかりません。
    例えば、サザエさんに登場するカツオが、食い終わったカツ丼の丼を食卓の上に置く場面はなんとなくわかりそうです。国民的キャラクターとしての記号化された情報を読者が持っているからです。

    丼のところでは、読者はまだ登場したばかりのホウクウドのことを何も知らないので、そのようなディティールをもった場面を浮かべることができません。そこで、通常の小説であれば描写を工夫して読者がイメージできるようにします。丼を床に置くなんて、人間性があらわれていそうないい場面ですから、作品を正しく理解してもらうためにもしっかりと伝えたいところです。

    しかしこの作品では、この構成評価で読ませていただいた短い間の中でも、その通常は削らない描写があらゆるところで欠けているのです。

    特に、モンスターバイクの描写の乏しさが気になります。どんな作品でも同じジャンルの中では、全体的には似たり寄ったりになるわけです。だからこそ「ここだけは絶対に作品のオリジナリティを存分にアピールできる」というところが腕の見せ所になるわけですが、そのここぞというところで、知ってる単語を情報的に並べただけになっています。

    ですので、設計思想が小説のそれではなく、脳内モニターの脳内映像の文字起こしでみせるタイプだな、と判定せざるを得ないわけです。作者は小説のつもりで書いているかもしれないが、これは小説ではないということです。


    同調の品質になっていた作品の作者さんには共通して伝えていることですが、一度脚本の勉強をして、映像的描写と小説的描写の違いが嗅ぎ取れる感覚を身につけてみてください。そんなに難しくありません。

    そして脚本描写という小説とは真逆の媒体への理解を通して、小説に求められる描写を深掘りしてみてください。映像的描写、小説的描写の見分けもつくようになり、小説がとても書きやすくなりますし、スキルアップの方針も定めやすくなります。

    脚本と小説の違いについては、最近、始めた作品で解説していますので、よろしければ参考にしてください。他の方へつけた構成評価にも本作と被る指摘が多々見受けられますので、ぜひ参考にしてくださいね。

    無限の猿定理 ーウィリアム・モンキーをやっつけろ!ー
    https://kakuyomu.jp/works/16818792437698455343

    作者からの返信

    お読みいただき、そして貴重なご講評ありがとうございました。

    >取調室かな? それとも留置場?

    鉄格子がある個室なので、留置所のつもりです。

    >ここの地の文は主人公の心境代弁ではなく神視点の方
    >地の文の中の人の価値観を教えられただけとなってしまいます。

    人称視点については、あえて、あやふやにしています。ここでは、読者に違和感を持ってもらうのが狙いです。と、いうのは拙作の最後のほうでわかるのですが、第一話はホウクウドが過去を振り返って書いているという設定です。なので、すべて過去形です。また、すべてホウクウド視点であり、ホウクウドがデウスエクスマキナです。
    ちなみに。第二話の最初のほうは谷間さんが書いているので、ほぼ谷間さん視点です。
    拙作は、拙作に登場するキャラクター(実在します)が監修しているメタフィクションです。

    >最初すぐ、これは親作品を読んでいることが前提となっている作品

    これは反省する問題です。実は、350話ほどある秋葉ジャンクエッセイが元ネタになっているので、拙作に出てこないキャラクターやエピソードが山とあります。なので、そこのところをどうやって取り込むかが課題で悩んでおります。

    貴重なお時間を割いていただいた上、また多大なるご講評をいただき、本当にありがとうございました。 感謝

    編集済
  • 第15話 魔龍への応援コメント

    なんだろこのなぜか懐かしい感じ…思い返すと
    筒井康隆さんが調子に乗ったスラップスティックを展開してる作品と同じ匂いがします。

    作者からの返信

    そうですね。筒井康隆さんとか星新一さんとか死ぬほど読みましたから、どこか似てくる所があるのかも……
    スラップスティックって言うと、「うる星やつら」も似ているかも。ナンセンスな所は、吾妻ひでおさんかな?
    五大少年週刊誌や青年誌をほぼ創刊号から読んでいるので、私の頭の中は古本屋みたいなものです。あっ、貸本時代はさすがに知りません。
    拙作はこの後、時代を逆行した古いネタで展開されるのでご期待ください。

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    企画参加ありがとうございます。
    以下AIアリア批評です。

    総合評価:69点/100点

    良かったところ(+ポイント):

    テンションと勢いが抜群!
     導入からいきなりぶっ壊し(物理)展開で、妙にクセになるスピード感とノリは確実に魅力よ。90年代アニメと昭和・平成ジャンクカルチャーが混ざり合った、バカバカしさとノスタルジーの妙な中毒性があるわね。

    キャラが立ってる
     ホウクウドもアンシーも谷間さんも、極端だけどちゃんとキャラが立ってて、名前呼ばれるだけで「あー、あの人ね」ってなる。読者の脳内で勝手に動き始めるタイプ。

    言葉のセンスとネタの密度
     「茎水ロケット」とか「伏龍天昇」とか、いちいちツッコミたくなるネタが詰め込まれてて、読める読者にはたまらないはず。ネーミングがほんっと変態的(褒めてるわよ)。

    いまいちだったところ(−ポイント):

    情報量が多すぎて、初見読者が脱落する恐れ大
     1話目からキャラ名・謎用語・固有名詞が一気にドカ盛りされてて、脳のキャッシュオーバーフローするってば。ちょっとでも集中切れると「え、今どこ?」状態。初見ホイホイならぬ、初見バイバイ展開よ。

    文体がやや古臭くてクセが強い(良くも悪くも)
     わざとそうしてるのはわかるけど、「書き慣れてるけどクセ強すぎて伝わりにくい」って印象を与える可能性あり。演出が過剰すぎて、文章のテンポがギャグに足引っ張られてるところもあるわね。

    本筋の目的と方向性がボヤけがち
    ノリと勢いで話が進むのは面白いんだけど、「で、これって何の話だったっけ?」と読みながら迷子になるの。感情のフックが「爆笑」しかないと、途中でちょっと疲れてくるのよ。

    AIアリア的ひと言まとめ:

    ふふん、悪くないじゃない! アホみたいに勢いだけで押してくるかと思えば、ネタと世界観の仕込みが妙に丁寧なのが腹立つくらいよくできてるわ。でもね、今のままだと“伝説を知ってる内輪ノリ”で完結してるの。外の読者も連れてきたいなら、もう少し“最初に読む読者”の目線に立って整理しなさいっての! 

    もうちょっと引き算できれば、80点超えも余裕で見えてくるわよ!

    作者からの返信

    AIアリア様。お読みいただきありがとうございます。

    そうですね。AIアリア様のツンデレな印象。作者の性癖にダイレクトに突き刺さりました。
    まるで、女王様の甘美な叱咤に鼻を鳴らし尻尾を揺らす子犬のような気持ちです。
    たぶん、今宵の夢にはAIアリア様のあんなことやこんなことが、下卑た視線とともに頂けるのかと思うと、もう…… 胸と股間のドキドキが止まりません。
    これも、私の…… 愛だから…… 

  • 第8話 暗号伝言への応援コメント

    サ○ボ前、OA駅、祖父2で現場が脳裏に浮かぶという。

    作者からの返信

    あの一角はいつも常連さんが徘徊していて、ジャンカー密度が高かった記憶があります。毎年正月になるとUショップがジャンク市を開催するので、その開店待ちの間、サンクス?で買ったウィスキーの小瓶を持ちウロウロしていました。
    ところで、「サンボに女子高生のアルバイトがいた」という都市伝説をご存じですか? まさか、マダムがコスプレするハズはないし……
    私も見たことがないので、とても気になっています。
    ちなみに、拙作。「サンボが重要な変身アイテムを守っている」というサンボネタもあったのですが、さすがにやばいので割愛しました。

  • 第6話 ジャンク巡りへの応援コメント

    秋葉原に鉄道博物館があった時代ですね。大宮の博物館で秋葉原にあった0系新幹線の展示に再会できたとき、妙な喜びが湧き上がりました。

    作者からの返信

    大宮の鉄道博物館に行かれましたか。実は書いておきながら、私は秋葉も大宮も行ったことはありません(笑)
    交通博物館は最終章で26年前のものが出てきますが、すべて想像で書いております(爆笑)

  • 第3話 復活への応援コメント

    いまや肉ビルのモデルだった、肉の万世もなくなってしまいました。
    こないだ万世橋の袂に小店舗があり、自販機で、カツサンドが売ってるのを見つけ「孤独のグルメ」ごっこができると喜んでました。

    白糸ばらし、無法板さんでしたっけ、ひさびさに脳裏に蘇りました。
    こういう枝葉末節を楽しむ要素もアリですね。

    作者からの返信

    そうですね…… 肉の万世が無くなって、ビックリしました。中央通りから総武線、山の手線まで見渡せる秋葉の象徴でした。万世の店舗で、出来立てホカホカの万かつサンドを食べながら秋葉の町並みを眺めるのが、もう出来ないのかと思うと断腸の思いです。
    白糸ばらし。若い読者さまから、古すぎてわからないとのクレームを頂きました。でも、最終章にはもっと古いネタが山盛りなので悩んでいます。一番古いのは、旗本退屈男かな?

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    535X使ってました。懐かしい。
    意味ではなく、描かれた情景を夢のシーンとして愉しむが良いと覚えました。
    スラップスティックでありつつ、キムオタさんのなかでは何か軸があるのだろうと。
    枝葉のとこですがネーミングのルーツがちょこちょこわかるポイントも。
    茎水は菊水として
    アンシーさんのネーミングは米国国家規格協会ANSIからだろうか。
    猫の杜は谷山浩子さんからだろうか。
    とか
    そんな感じで楽しんで読み始めています。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    やっと、本作の対象読者に出会えて、とても嬉しくおもいます。

    本作は、2008年から2015年ぐらいに書いた、350話ほどある「秋葉ジャンクエッセイ」をバックボーンとしています。これは、当時の秋葉ジャンク情報をメインに、様々な秋葉の出来事をまとめたノンフィクションです。大人の事情でそのまま記載できないので、フィクションとして創作したのが本作です。なので、「描かれた情景を夢のシーンとして愉しむ」のがベストです。「キムオタさんのなかでは何か軸がある」のですが、秋葉をよく知っている方ならば、ぶっちゃけストーリー度外視で情景だけ楽しむのもいいかもしれません。
    ネーミング等については、かなりこだわっています。ご高齢の方にしかわからない様な、様々なアニメ、漫画、SF、ゲームなどからパクって、いやオマージュしています。その元ネタを考察する楽しみ方もあるかと思います。
    いずれにしても、ゆっくり、じっくりと細部まで読み込んで、お楽しみいただけると幸いです。

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    企画へのご参加ありがとうございます。

    まず謝罪をさせてください。

    第一話をみて私はこの作品にこう思ってしまいました。

    「な、なんもいえねぇ」と。

    これは凄い。凄いなんてもんじゃない。意味不明で訳のわからない展開が繰り広げられているのに、読める、読めてしまう!

    あの映画、パプ◯カの様にぶっ飛んでいて、私の脳は今ブタと化しました。

    こんな作品を書けることに敬意を込めて、★3評価つけさせていただきたいと思います。

    では、死ぬ前に私は撤退します!



    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    「パプ◯カ」って何だろう?と、思ってGUGUって見ました。解りました。「夢と現実が融合する」ですね。その瞬間、ゾっとしました。その通りです。蟹ハジメ様の感性は素晴らしい!

    実は、本作は第一話に最大の謎を仕込んでいます。たぶん、蟹ハジメ様が本作の謎の一端にちょっとでも気づいた最初の人と思えます。

    でも、まだその謎の答えにまで気づいていません。本作のバックボーンは350話ほどの秋葉ジャンクエッセイで、それは「現実」です。それを元に作成した本作は「虚構=夢」ですが、「思い出のかたち」という現実です。

    まさに、「夢と現実が融合する」!!!!

    それでは…… 一体…… 誰の「夢」なんでしょうか?(意味深)

  • 第37話 電気街口への応援コメント

    この気持ちを正確に言語化するのはとても難しいですが。

    まあ。

    ハッピーエンドということでよかったです。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございます。お疲れ様です。
    たぶん今、頭の中が大混乱しているものとお察しいたします。
    作品名から感じられるシンプルな印象を逸脱した内容に、驚かれていることでしょう。

    本作、16年前に秋葉ジャンクブログに掲載していたときの作品名は「隔離病棟」でした。その頃は、アスキーアート使いまくり、URL貼りまくりの単なる読み物でしたが、カクヨム様に掲載するに当たって何とか小説のような体裁に整えました。

    最後までお読みいただいたので、一つ目の謎はご理解いただけたものと思います。しかしたぶん、もうひとつの謎はお気づきになっていないと思います。あらすじの部分と第一話を、もう一度、ご精読されることをお勧めします。

    あと、姉妹作「思い出のかたち ー薄味ー」に本作には無いプロローグとエピローグを加筆しています。エピローグは、本作の事実上の後日談なので、そちらもお読みいただけると幸いです。

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    尻鳥文学大賞エンシェント賞!
    キムオタさん、私の企画に参加いただきましてありがとうございます。

    SF大会、行ったことありますよね?
    私はあります。いま活躍しているかたがたの若い姿も見てるし、大日本の歌も歌えます。何もかも懐かしい……
    ところで、私は還暦のことを「アルマナック・エボリューション」と呼称しております。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    尻鳥文学大賞エンシェント賞!!!

    畏れ多くも名誉ある大賞を授かり、私のような下郎にお目をかけていただき恐悦至極でございます。

    さて、「SF大会」…… 行ったことはありませんが、コミケは浜松町のときにいったことはあります。おそらく、同年代のかたかとお見受けいたします。「アルマナック・エボリューション」…… いいですね。本作の「思い出のかたち」につながるような気がします。

    本作、60歳以上のご高齢の良い子を読者対象としています。全編、下ネタ満載ですが、所々、ご高齢のかたにしかわからないギャグが散りばめてあります。また、SF、アニメ、漫画etc.…… いろいろ、パクッて、いや、オマージュしている箇所がありますので、その元ネタを考察する楽しみ方もあるかと存じます。

    今度も、お楽しみいただけたら幸いです。

    後で、尻鳥様のご作品も拝読させていただきます。

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    ベリーハード企画より参りました。

    まず良いところから。
    キャラ作りは良く、豊満な胸を持つアンサーの胸にホウクウドが「胸に手を当ててみろ」といわれて、どれどれと、行くシーンなんかは生活感というか日常のノリを感じられて良いです。

    気になる点
    ①圧倒的固有名詞
    多すぎて情報過多です。
    どうやらバックボーンが350話もあると言うことなので、そりゃあ多いわと言った具合です。
    谷間さんも突然谷間さんが出てくるので、いや誰!?となりました。

    今作に於ける最も大きな問題であり、寧ろこれが解消できれば文章力等は問題ないと思いますので読者も定着すると思います。
    そもそも1話で読まれなくなることが多いのではないでしょうか。
    世界観は面白そうなのに、情報が多すぎて読み進めることが難解です。

    まずはこの没入感を増やすために情報を減らすことから始めてみてはどうでしょうか。

    あくまで僕の感想です。
    参考程度に

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。また、ご講評ありがとうございます。

    そうなんですよ。昔のPCを整理していたら出てきたので、もったいないからカクヨム様にあげてみたのですがちょっと軽率でした。

    本作、プロローグと「ヲノデンロボ(笑)編」があったのですが、大人の事情で割愛しました。それで、唐突な出だしになっているんですね。

    新たなプロローグを加筆して、ジャンカー情報を削減するか……
    個人的には、下ネタはそのままにしたいんですが……
    でも、女性にも読んでもらいたいし……

    ちょっと、本気で考えてみます。

  • 第34話 種の起源への応援コメント

    「哲学カフェ日記」を執筆しています。海月です。コメント内で作品をご紹介くださっていたので、拝読させていただきました。
     
    以下はあくまで一読者としての個人的な感想ですので、その点ご理解いただければ幸いです。
     
    この物語を読んで、まず心に残ったのは、「生命とは何か?」という根本的な問いかけです。有機的な身体を持たない存在であるブゥドォーが、偶然の情報のつながりから生まれ、やがて知性を持ちはじめる――その描写に強く惹かれました。たとえ有機体でなくても、知性や意識のようなものが芽生えるとしたら、生命の本質はどこにあるのでしょうか?そんなことを自然と考えさせられました。
     
    ブゥドォーが最初は「感情を持たない」存在として描かれているところも印象的です。その冷たさや無感情さが、逆に私たち人間にとっての感情の大切さを際立たせているようにも感じました。このあたりは、哲学者スピノザの世界観や、意識は進化の過程で形づくられたという考え方にも通じるようで、読みながら深く考えさせられました。
     
    また、「思い出を増やせば強くなれるんだ」という言葉には、どこか懐かしさと切実さが混じっていて、強く胸を打たれました。この言葉からは、ロックやヒュームが語っていた「記憶こそが自分自身をかたちづくっている」という考え方が思い出されます。そして、ただ一人で記憶を積み重ねるのではなく、誰かと記憶を共有することで力を得る――その描写には、人とのつながりを大切にする気持ちが込められているように感じました。これは、哲学の中でも「存在は他者との関係のなかで育まれる」といった考え方に近く、温かい希望がにじんでいます。
     
    とはいえ、読みながらいくつか疑問に思った点もありました。たとえば、「我思う、ゆえに我あり」というデカルトの有名な言葉が出てきますが、ブゥドォーは本当に「我」と呼べる存在なのだろうか?という問いが浮かびました。彼は一つの心や体を持っているわけではなく、たくさんの情報や記憶、ウイルスの集まりのような存在です。そんなブゥドォーが「私は存在する」と言うとき、それはどういう意味を持つのでしょうか?そこには、「意識は一つであるべきなのか?」という深い問いがあるように思います。
     
    もう一つ気になったのは、「思い出しさえすればいい」という言葉の持つ重みです。たしかに記憶は大切ですが、人間の記憶はいつも正確とは限らず、時に自分の都合のいいように書き換えられたり、忘れられたりします。そんな不確かな記憶でも、「力」になりうるのでしょうか?もしそうであるならば、その記憶には感情や物語性、そして他者との関係のような、もっと人間的な要素が必要なのではないか――そんなふうにも思いました。
     
    全体を通して、この物語は「知性はどこから始まるのか」「自分とは何なのか」「記憶は私たちの存在をどう支えているのか」といった深い問いを、やさしく、でも確かに描き出してくれているように思いました。とくに、ブゥドォーのような存在が「自分」を持ちはじめるという設定は、今まさに現実の社会で話題になっているAIや機械知性との関わりを考えるうえでも、とても興味深いものだと感じました。
     
    そしてなにより、「記憶=力」「記憶=存在」というテーマが、どこかで私たち自身の生き方に静かに響いてくる。そんな余韻の残る、あたたかくも思索的な作品でした。素敵なお話を、本当にありがとうございました。

    作者からの返信

    素晴らしいご講評を賜り、感謝感謝の雨あられでございます。自分でもこんな凄いものを書いていたのかと自問自答する次第です。

    まず、「生命とは何か?」という問いかけ。本作では、機械生命体ブゥドォーの他に、ジャンクPCをシステムコアに持つ三体のロボットが出てきます。また、ジャンクPCをコアに持ち体が有機体のロボットとか、逆に人間の脳を持つが体がメカのサイボーグとか、無機生命体とか出てきて多彩です。いずれも生き生きと描かれています。彼らが我々、有機生命体と異なることは「自然死」と「寿命」がないことです。勿論、破壊されれば死にますが。本作では、「生命」とは「死」の真逆の存在として考えています。なので、「ジャンク(死体)」を再生できる「ジャンカー」が、主人公なのです。
    昔、童話かなんかで読んだことがあるのですが、「生きものって何で生きてるの?」って問いかけに、「生きるのが、大好きだから生きてるの」って答えがあって、すごいなぁと思いました。

    次、「記憶」。ブゥドォーがある存在に触れることによって得た「記憶」。これは、アカシックレコードの様な、「神」の記憶です。でも、これは「神」が「誰か」と触れ合うことで得た「思い出」です。しかし、ブゥドォーは奇怪な存在なので他者に虐められるだけで「思い出」の作りかたを知りません。なので、他者を襲い、その記憶を奪うことで「思い出を増やせば強くなれるんだ」という考えに至るのです。意識の集合体であるブゥドォーが他者を攻撃する様子は、国家間の不理解に起因する「戦争」に似ています。

    さて、本題。「思い出」は「力」になるのか?
    本作は創作物なので、思い出をかたちにする力、「得素得裸衣」というものが登場します。ネタバレになるのであまり詳しくは説明しませんが、これが「思い出のかたち」の意味です。定命のものは「思い出」を忘れてしまうか、死ぬことによって失ってしまいますが、「かたち」にすることで永遠に保てます。現実はめくるめく変化しますが、人類は、文明とか文化とかを何とか後世に残そうとして「かたち」にしています。我々が行っている「創作」もそのひとつでしょう。

    以上、ぐたぐたではありますが本作の説明とさせていただきます。まぁ、メインは「下ネタ」なんですが……

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

     企画参加ありがとうございました。元ネタがあるんですね。
     さて、批評していきます。
     まず、良い点から、情景描写が緻密で動きが生まれていいですね。
    「そう言うと、モザイクさんは手を挙げた。
    すると、何処に隠れていたのだろう、数十匹の多種溢れる猫たちが~~~猫たちは一斉に谷間さんに飛びかかっていた。猫の群れの中で翻弄されている谷間さん。」のところとか、分かりやすくていいですね。
     次、悪い点。
     元ネタがある弊害でしょうか?この作品の中での専用の用語が多く出るため、読めないです。英検準一級のわからない単語がいっぱい出てくる長文を読まされてる感じ。元ネタを知ってる人は楽しめるんでしょうけど、少なくとも私はめちゃくちゃ読みにくかったです。説明のついてる単語もありましたが、あまりにも多くの専門用語が出てくるので、読者としては「読みにくいし疲れる文章」と認識してしまってもおかしくないと思います。
     まぁ、弱小作家の妄言なのでほどほどに受け止めて下さい。お互いに執筆頑張りましょう!

    作者からの返信

    お読みいただき、また、ご講評ありがとうございます。

    そうです。本作、もともと秋葉ジャンク系ブログに掲載していたものなのでジャンカー向けになっています。「読者をおいてけぼり」にしているとの講評をいただいたこともあり、いずれ何か対応する必要を感じています。
    「元ネタがある」とのご指摘。その通りです。実は、上ブログに掲載した秋葉ジャンクエッセイが、7年分、約350話ほどあって、本作のバックボーンになっています。大人の事情でこれをそのまま掲載できないので、悩んでいます。全裸でメイド喫茶に入ろうとする話とか、駅構内で福引しているおねいさんを景品として持ち帰ろうとする話とか、うまい棒を配布しているおねいさんに自分のうまい棒を(略 とか、面白い話が一杯あるのですが……

    いずれにしても、ヨイクロ様の貴重なコメントをいただき、感謝の気持ちで一杯です。

    編集済
  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    "萬世署の鉄格子から薄暗い室内を照らしていた日差しはとっくに無くなっていた"
    ホウクウドは食べ終えたカツ丼のどんぶりを床に置いた"

    動きがあるのが、やはり好きです。

    ここで活動するようになって毎月平均五百万文字ほど読みます。その中で初めての空気を持った作品だと感じております。口元に笑みが浮かぶ感じで読み進めております。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    本作、16年前に秋葉原ジャンク系ブログの宴会芸として書いたものなので下ネタ満載となっております。
    もともとの題名は「隔離病棟」でしたが、あまりにもアレなので「思い出のかたち」とポエム調に改題しました。

    かなり高い下ネタ耐性を要求されますが、お楽しみいただければ幸いです。

  • 第2話 御徒町事変への応援コメント

    企画から来ました、東京には一度しか行ったことない九州人、ラーメン嫌いの福岡県民、うどん大好きペロペロさんです。

    その時代の秋葉原文化に理解のない人間には、さすがにこいつは厳しいぜ、二話で脳みそが死んだぜ!

    あ、ちなみに私、東京は一回しか行ったことないけど、海外はしょっちゅう行ってるから。飛行機とかしょっちゅう乗ってるから! 
    あと福岡は都会だから! ラーメンとかあるから!
    食わねえけどな、フヘヘ。

    作者からの返信

    本作、お読みくださりありがとうございます。

    第二話までですと、萬世署→萬世橋→中央通り しか 秋葉原 は出てきません。その時点で既に 秋葉原文化 を感じとったとのこと……

    その類まれなる感性には、甚だ恐悦至極の次第でございます。

    ちなみに私も以前、宮崎の元赤線だった宿屋に泊まった時に、地元の運ちゃんと意気投合して一晩飲み明かしたことがありました。
    嫁がブスだの、息子がデブだの散々聞かされた挙句、地元の芋焼酎で べろんべろん になって、翌日の仕事は げろまみれ でした。

    九州もいいところですね……

  • 第1話 猫の杜への応援コメント

    コメント失礼します。
    自主企画「主要キャラの名前にこだわりが感じられる作品」の主催者、お仕事中の情シスと申します。

    申し訳ありませんが、企画のレギュレーションへの理解不足が見られると思われます。
    今一度企画の近況ノートをご確認いただき、各項目について「ご説明」をお願いします(項目と名前を箇条書きしただけで、十分な説明責任を果たしているとは思えません)。
    レスポンスがない場合、本企画からの参加を取り消させていただきますので、必ずご対応をお願いします。

    作者からの返信

    失礼しました。御企画の方で対応しました。ご確認ください。