バンドとして売れる!
そんな夢を追う人の物語。
想いの強さの違いで解散したり(いわゆる方向性の違い)、それでも続けていればある程度の人気が出て食べて行けるようになる。
でも、きっと憧れていたような大人の姿にはなれていなくて、若い子にかける言葉には自己肯定のための言い訳や自身の愚痴、妬みや意地の悪さが滲んでしまい、そんな自分にまだまだだな、なんて思う。
よくあるバンド物語のような青春ものではなくて、リアルにバンドの夢を追って人生をかけるとは、こういう道を歩む人が多いのだろうと想像させるような、人間くささのある物語。
面白く読めました、ありがとうございました