Ring

私はずっとあなたを探していて、

現実でも夢の中でもいつもいつも。


夢の中のあなたはやっぱり優しくて愛に溢れてた。

そして不器用で可愛い。


夢の中でも寝ている私を抱き抱えて

右手の小指に指輪を付けてくれた。


そこはピッタリだったのに、

何故だか人差し指にも指輪を付けようとして。


その時点で夢の中なのに眠っている私は寝たふりをしながら可笑しくて。


指輪のサイズにあたふたと戸惑うあなたを感じていたら、

愛しくて愛しくて…

私はくすぐったくて…


目覚めたら居ないから、

あまりにも悲しくて、すぐにでもあなたの元へ行きたくなった。


愛しいあなたのところへ。

何年経っても何十年経ってもあなたが好き。

私が辿り着くまで、待っていて。


私の手に直接指輪を付けてね。

サイズはなんでもいいから。

あなたがプレゼントしてくれるものがいい。

あなたがくれるなら何でもいい。


全部が宝物。

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