冤罪で散った隣国の聖女が帝国の皇女に生まれ変わり冤罪を暴き国王に嫁ぐ
- ★★★ Excellent!!!
王妃殺害の汚名を着せられ処刑された聖女と、彼女の無罪を信じ、片目を贄に彼女の復活を望んだ彼女の幼馴染で後に前国王の落とし胤と知られ、現国王の義弟となり辺境伯に君臨する彼。彼の望み通り、彼女は隣国の皇帝の寵愛を受けた皇妃の侍女から生まれ、且つ、前世の記憶を持って、加えて王国の聖女の証の痣を持った娘であったが、実母は産褥死にあい、生まれたばかりのヒロインは、皇妃の配慮から自らの実子とし、皇女として義兄の3人に可愛がられ過ごしていたが、隣国の国王からヒロインを自身の王族の輿入れを望み、派遣された王弟をヒロインが前世の幼馴染と気付くと、家族の心配を他所にヒロイン自らその王弟との婚約を熱望し、王弟に連いた王国に赴き、紆余曲折の末、前世の冤罪に貶められた犯人及び処刑を告げた現国王へ仕返しをし、国王の空席を王弟が簒奪し、ヒロインが王妃を務めるという、とても素敵なお話に感動しました。