行間から香る大人の色香

お酒やコーヒー、かんざし、レコードなど、モチーフの比喩がとても良いアクセントになっていて、読み進めると大人で耽美な空気の中に漂う香りや吐息を感じるかのようでした。注目すべきは物語の核は薫というキャラクターでしょうか。
満足感のある連作です。