第11話

「ぅあ…ンンッ!!」

『はぁ…はぁ…ッッ!!まだっ…もっと…ッッ!!』







鏡の中の世界…。

ぐちゅぐちゅと音を立てて繋がる、ケイと魔のマオの体が揺れる…。





「ッッ!!」




腰を振り、ケイのモノを咥える魔のマオに、貪る様に口付けるケイ…。




目の当たりにしたマオの足は震え、息を呑む。





『あはぁ…ッッンッ!!熱い…ッッ!!』

「マオっ…マオッッ!!!」





恍惚とした顔で、ケイの欲望を受け止めるソレと、

うわ言の様にマオの名を呼ぶケイ…。




『魔』に捕えられたままのケイの痛々しさに、ギュッと拳を握る。





「ッ!!ケイッ!!…なぁ…なんでっ!!なんでそんなんなっちゃったんだよっ!!ケイッ!!!」






熱くなる目頭…。




いつまでも虚ろなままのケイに、そう叫んだけど…。





「マオ…?…ハハ…俺のマオはここに居る…?」

『うん…俺はケイの物だ…。永遠に、ずっと…俺はケイのだから…』





赤い瞳が、愛しそうにケイを捕える。

ケイもまた…それに安堵した様に、銀糸の髪を撫でる…。



ズキンッッ!!!

胸が…痛む…。





「違うっ!!それはッッ?!」

『消えなよ…ケイにとって、不必要な『マオ』…じゃないと、どこかに放り出されるゼ?』






暗くなる世界…。

消えていく、目の前のその光景…




「ちょ…待っ…ッッ!!」

『ケイの心が、拒絶したんだ…イラナイマオ…』


「ッッ!!!ワアァァァァァッッッッッ!!!!」




天も地もナイ空間へ…落ちる…飛ぶ…そんな不思議な感覚…。

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