10・挑戦!悪巧み編
「ここが…ティキンビル」
高く高くそびえる建物。テクノロジー感じるゲート。
苣&アディルは金稼ぎをしにここへ来たのだ。
「書類は大丈夫そう?」
「うん、何度も確認したから」
内容は、
依頼人がここの会社員に、個人的な理由で
極秘で書類を届ける必要があるらしい。
では宅配にすれば良いのでは?
いいや、この会社・ジョーノウキン㈱に限ってはそうもいかない。
会社員の住所や郵便番号は上が確保しており、
セキュリティを通して渡す必要がある。
「一体、なんの書類なんだ…」
「ルー居たぞ❕俺は足止めする❕」
「‼」
ドォン…!
二人の前に、窓から飛び出してきたラグが立ちはだかる。
声も着地の音もバカでかい。
「ラグ……!」
「ルー。」
仲間"だった"二人。先に口を開いたのは、ラグだった。
「なぁ、残された俺らはどうすればよかったんだよ」
その台詞を合図に、ラグが苣に襲い掛かる!
「やば…っ――」
ガン!
サランラップの芯なのに、鈍器を使っているような音が鳴った。
それを受け止めたルーの腕は、赤黒く腫れる。
「俺の、仲間だから。仲間に攻撃しないで。」
「…っじゃあ、アイツは❕
ルーは
ラグの言葉は、ルーの土壁によって遮られた。
しかしタフなラグはすぐに立ち上がる。
反対にルーの方がダメージは大きく、ラグの話を聞きたくないと言わんばかりに耳をふさぐ。
「いつまで認めないつもりだよ?己の、ルー自身の罪を❕」
「ち、苣‼俺が引き留めるから、
早く先行って‼」
アディルの必死な焦り顔と、芯攻撃のバカ力を見たら、
もう苣は頷くしかなかった。
ルーのお陰で、苣は何事もなく通路を進む。
「またアディル任せになっちゃってる。私もしっかりしないと…!」
そう意気込む苣を阻んだのは、
顔認証、パスワード入力、カードキー…
「【わ~。予想通りセキュリティ厳重だよ苣】
う、頑張って突破するよ…」
依頼詳細の通りに次々ロックを解除し、おそるおそるゲートをくぐる。
「よし…これで、進める」
「侵入を許した覚えはありませんが」
「っ⁉」
振り向くと、スーツ軍団がレーザーガンを向けてきた!
きゅいん!
オレンジに光るレーザーが、苣の眼前を通り抜ける。
「我々をただの社員と思われては困ります」
「なにせ我々…」
「ワークもバトルもできる超エリート社員ですから!」
声をそろえて決め台詞!どこからか吹いてきた風にネクタイをなびかせている。
「な、なんだって~⁉」
…リアクションが安っぽいよ、苣。
きゅいんきゅいんきゅいん!
しかし武器の威力は本物。苣がなす
「あっつ!」
裾に穴あき、直撃したところは焼かれたように痛む。
「まだまだ序の口です」
「完全に動けなくなるまで、叩き込みましょう!」
きゅいん!
と音が鳴るたび、苣はよろけて弱る。
「う…ぐ、助けて【
「前方に枯れ葉の嵐が来ます、気にせず連射」
「了解」
数の暴力で逃げ場も避ける先もなく、腹や
俯いた苣。ここからどう突破するか——
「………貴女、男関係で借金を抱えてるんですね」「⁉」
苣は手帳片手に、謎の発言。
社員の一人はひどく動揺している!
「その隣の貴方…彼女にも浮気相手にも振られてお辛いでしょう
奥に居る貴女は、彼の浮気相手だったのですか。仕事と理由をつけて、社員と…
ほう、貴方に関しては7股していらっしゃる。」
読み上げるような暴露に、社員たちは驚きを隠せない。
「っ戯言を!」
焦って皆バラバラに放った攻撃なら、苣は簡単に避けられた。
「事実です。」
火傷が無いかのように、スマートに社員に詰め寄る苣。
「ここに潜入すると決めてから、色々調べて来たのですが…」
「なかなか黒い部分が
露見していますね?」
彼は【
「あんな情報まで知ってるなんて…」
青ざめる社員に対し、
「それよりも!我々は
侵入者を取り逃したのです…!」
「く…”ガード”を呼ぶしか無いですね……」
ティケンビル非常階段にて。
「【…ふふふ……ふふ!苣貴方、さいっこう‼】」
苣の声で、楽しげに笑っている。
「【ヴィーフorティキン?って聞かれて、ティケンビルを選んだ時から期待してたけど~、貴方ってホント面白い!
人の弱み握るの上手~!】」
「あぁもう!【
レーザーの跡すっごい痛むし黙っててっ!」
人に見つからないよう、外の非常階段を選んだものの…
自分の声で馬鹿にされるというのは、かなり羞恥を覚える。
まあ…上手くいったのだし良いか。
ワタシがそう思った矢先。
「——さようなら」
「ッ………⁉」
何者かに、苣は肩を貫かれた。
拍子に大事な書類を落としてしまった。
「だ、誰…」
「……本当に、周りがどうでも良いのですね」
顔を上げると、万年筆を持って佇むウェーブロング。
「私のことを覚えてないのも、もう良いです。元、鯵啞宮廷書記官、この会社の”ガード”の
敞が万年筆を振り下ろし、苣の手に痛みが走る。
左手からポタポタ血が滴っている様子に苣は怯え、
「っ【朽葉】…!」
助けを求めるも…
非常階段に枯葉をまき散らしただけである。
「苣はずっと一人なんです。そうでなきゃいけない。
団体の中でも別行動、仲間外れで」
淡々と語られる敞の言葉を、怯えた苣は聞き入れてしまう。
「デパートでも、屋敷でも、誕生日であっても…ッ!
苣がぼっちで無いと、私が報われないッ‼」
何度も何度も、万年筆が振り降ろされる。
そうしている内に、苣の左肩から指先まで血まみれになってしまった。
「はァ…これでよいんです。
苣が二度と、利き手を使えなければよい」
敞の着ている服には、見覚えがある。
宮勤めの者しか着れない、特有の長い裾。
かすむ視界でそれを見ていた苣は、小さく呟いた。
「…利き手なんて、使えなくて…いいっ」
「———は?」
「私は、そんなの要らない……ッただ…担々団体があれば…
仕事場があれば、居場所があればいいの。」
それに対し、キーンとする声で叫ぶ敞。
「ふ…ふざけないでください、『新しい仕事場』なんて甘えたこと
言わないでッ‼
あの職場で、高い位を目指してた私を涼しい顔で越えていった苣‼誰もが上官の座を狙って蹴落とし合う中、周りを気にせず黙々と万年筆を動かした苣‼」
泣き叫ぶ敞に、動かない左手。
「優秀な苣は、孤独であってください...!せめて一人ぼっちでないと!
私は報われないッ!ああああああああ!」
…嫉妬から、彼女はそんな思想を押し付けるようになったのか。
「【苣は、…私の苣は、独りなんかじゃないよ】」
「…え
嘘、なんで」
敞は涙そのままに、驚きの声をあげる。
なぜなら、左肩から流れた血がすべて、
苣の身体に収束したからである。
「【苣は疲れてる。今も、昔も。】」
その声が苣のものではなく、人間味の無い声色ということに気づく敞。
当然、
【朽葉】は人間では無いからな。
ゆらゆら立ち去ろうとする苣を、
「まっ、待ってください!」
と呼び止める。
「納得できない!私が…苣に勝てないことが。だから、その命を、
終わらせて…ッ!」
まだ諦められないのか、再び万年筆を振り上げた――
しかし。
〈…お待たせしました、苣〉
ピン…!
敞の四肢は〈金縛り〉に遭い、磔の状態になる。
「動けない…っアナタも、そこの方も、
何者なんですか…⁉」
「神」
〈霊〉
「???」
駆け付けた丹端家の使用人のことを、敞が思い出した。
「…アナタ屋敷で苣と話していた方でしょう!」
〈ああはい…ぼくのことはいいので、苣。
これからどう協力すればいいか教えてください…〉
「ええと…?何するんだっけ…
【上だよ~】
そう!上を目指して、その後、…
【書類を機械に入れる】
だそうです!」
…状況説明力は相変わらずだな。
「【朽葉と】苣は、お化けさんの協力を大いに感謝します。」
〈おお…話には聞いていましたが、
息ぴったりのパートナーですね〉
【朽葉】の存在を理解し、早足で上へ向かう。
「ぜぇ、はぁ……階段、浮いていると楽ですね」
〈生前でもそんなにすぐ息はあがりませんよ、ぼく…〉
人間と付喪神とお化けは到着し、室内へと踏み入れる。
異様な程人が居ないが…
管理室、と書かれたドアに入って行った、あいつは——
「…貴様、
一目見てすぐ分かった使用人。
宮嵜筈木は…丹端屋敷に刺客を放った野郎だ。
「!あれが例の…」
〈ええ、ええ…‼ぼくらが恨んでやまない存在です‼
旦那様の無念は必ず…〉
目を見開き、透けた身体に怨念を漲らせている。
どうやら、丹端家当主の勤めていた会社とはここだったみたい。
「【苣、運が良かったね~
彼が入った管理室、そこが私達の目的地だよ】え!じゃあ早く追いかけよう」
苣は勢いよく扉を開けた。
管理室はいやに暗く、無数の機械の光だけが頼りだった。
そこに立つ宮嵜が今、こちらを見た。
「…君は誰かね?来客は担当が案内するはずだが…」
「……ッとぼけないでください!彼らを見てもなお、そんな顔をできますか⁉」
後ろに居たお化け…使用人たちが真っすぐ宮嵜を見つめた。
〈宮嵜筈木……!貴様はご主人の正しい告発をねじ伏せた!家庭を壊した!
よって、ぼくらの手によって祟る!!!〉
使用人たちは一斉に宮嵜の頭上へ浮いてゆく!
彼らの顔も覚えていない宮嵜は、訳も分からず驚く。が、
「待て待て。俺が一体何をした?金品を盗んだ?人を殺した?
何もしてないじゃないか。」
しらばっくれる宮嵜に苛立つ苣。
〈悲しいことを言ってくれますね、先輩〉
穏やかな声。
「お前……丹端か⁉」
〈はい。覚えていたんですね。
私の妻の不倫相手の…宮嵜先輩〉
…この会社、交際トラブル多すぎるだろ。倒産しろ。
「はは、…まさかお前が化けて出てくるとは、夢にも思わなかった」
〈…黙れ、そのちゃらけた顔を旦那様にお見せするな!〉
「死んでもなお、人は五月蝿いものだなぁ
死人に口なしとはよく言ったものだ」
〈………〉
余裕をぶっこく宮嵜に、丹端は優しく笑いかけ――
〈……私の妻のことは、もう諦めた。
妻にとって、私の…どこかが至らなかったのだ〉
「じゃあ、万事解決だ。そのみすぼらしい使用人共を下げろ」
〈だが私の子供達の件は絶対に、許さん〉
途端、宮嵜を見る丹端の目が黒く光り、
「うっ⁉うがあああああ‼」
〈子供達と従者たちは死ぬより苦しかった筈…
…死ぬよりも。〉
死者の言霊には、それだけ重みが増す。
その重みによって、宮嵜は祟られたのだよ。
〈…ふぅ。巻き込んで悪かったね、苣さん〉
「っいえ!私も、理不尽は…許せないので。」
ぎこちなくも、丹端に笑顔を向ける苣。
「【じゃあ宮嵜どかして、そこのスキャナー分かる?苣】
分かった。書類をこうして…OK!」
苣の字で書かれた書類が、機会に吸い込まれていく。
安堵して、何事も無ければ良かった。
「よかった…無事、依頼達成」
その言葉を最後に、苣が倒れたのである。
〈…苣?どうしたのです――〉
胸に滲んだ血が、床に赤い水溜りを作っていく。
何故。そんな。音もなく…⁉
『戸惑ってるねー』
お化けたちは、スピーカの声に耳を傾ける。
『この子は革命戦争に出たこともある、生粋のスナイパー。
ちっぽけな団体に太刀打ちできる子じゃないよー』
…この声、どこかで。
〈君はどこから話しかけているんだ?〉
『ん?ユーレイさんご存知ないー?
機械だよ、機械ー
いやぁこの国は便利で良いねー』
中性的な印象…ああ、事務所の書類を突き付けてきた、
鯵啞の国役場の奴か!
そんなことより苣だ。
ワタシが覗いてみると――
【随分と野心が無い男だな~。】
みんな権力が欲しくて必死に登り詰めているのに、
私は無関係、って言ってるみたい。
万年筆に憑いてかなり経つけど~…
彼の観察は楽しくないや。
王宮っていう職場が悪いのかな?
あ~あ。つまんな~い
いや別に彼にも必死な時期はあったよ~。
書き物の腕を買われて、ここに勤め始めて。
蹴落とし合いの渦中にもがいて。もがいて。もがいて。
「…疲れた」
楽しくなくなったのは、そこから。
「陛下は、労働力の確保のため奴隷制を再建するおつもりだ」
その噂を耳にして、再び苣の目に光が宿ったの。
『自分が活躍できるかもしれない』
打算的なその輝きは、物好きの付喪神を惹きこんだ!
臣下の反対を押し切ってまで進めようとした計画を、防ぐため。
苣は証拠集めと告発の準備を固めていったよ。
数年ぶりに夢中で
私は苣に惚れこんでしまったの。
その数日後、苣は部屋に来なくなった。
「この体だと動けないんだよね…探しに行こ~…」
適当に近くに居た人間へ憑き、しばらく目を借りることに。
その目で見えた苣は、
足をぶらんと浮かせていた。
…絞首台。
苣が書いた文書で学んだ、色々な言葉が蘇る。
「……苣?」
吊られた身体中、刻まれているのは―――
遠目で見てもはっきり分かる、赤い苣の字。
私は群衆の中から飛び出し、すぐに苣の元へ憑いた。
「…一生、残し続けるからね…っ
苣の残したかったもの、全部…!」
血文字だけを残し、体内に
「……くち…ば、」
苣がかすれた声を出すと、吐血してしまった。
意識の中だけで、【朽葉】は返事をする。
【苣…ッ
どうにか、どうにかならない⁉せめて、
「あのね…【
私を好きになってくれてありがとう」
【———ッ!】
「私の命は良いから。どうか、"担々団体"を守ってね」
苣は最期にそう微笑んだ。
ああ…目の光が段々となくなっていく…
【……自己中な苣は、そんな綺麗事言わないよ~だっ!!!】
ドクドクドクドク…!
切れかけた血管を楽々と、付喪神が駆け回る!
「【ふふっ。貴方が望んでいないなら、
そう何度も死なせてあげないよ~?】」
床にできた水溜まりは瞬く間に収束し、
――苣はスマートに立ち上がった。
「…心なしかドキドキしてる、今
【血が著しく巡ってるからね~】」
〈苣…!その…まだ生きているんですね?
ぼくらのように亡霊になったり…〉
「無い無い!私、もう
…確かにその目は光り、胸は高鳴る。
生きてる人間の顔だ。
『…なんと!付喪神って恐ろしー!警備、出動だ』
苣の復活に驚いても、国役場は冷静に追っ手を放つ。
「…お化けさん達、お願いです。
私達に力を貸してください。」
〈勿論……苣さんには、先輩にガツンと言ってもらえたのでね〉
「【ありがとね~、霊の恩返しだ~】」
苣は、生きて帰る為に死者の協力を得たのだ!
「対象を発見。連射!」
レーザーを構えてきたが、もう怖くはない。
「⁉手足が…」
〈金縛り〉に遭った社員達の脇を抜け、とある場所を目指す苣。
「うええ…左腕がぜんぶ痛いよ【
【ごめん苣~止血はできるけど傷はそのままなの。耐えて】
といいつつも、走り続ける。
「……私は苣を許しません」
「私、自分の事しか見えてないんだ。これからもね
【
たちまち敞の視界は、枯れ葉で覆われた!
「【は~い!いつもより多めに舞ってま~す!】」
「待っ…」
「そういやこれ、返してもらうよ」
苣は敞の胸ポケットから万年筆を抜き取り、
そのドアに入った。
「うわあ⁉」「なんだ貴様!」
監視カメラの前に座る人はシカト!
鋭い万年筆で、
ビル内電源コードの根本を断ち切った。
〇ー♢ー〇ー♢ー〇ー♢ー〇
「ルー」
同年代の二人は、まっすぐ視線を交わして思い出す。
客と、店長だった時代を…。
「俺ら言ったよな❕
一緒に逃げ出そうって❕」
「……ッ!!!」
「どうして殺害なんてしたんだ?」
殺害、という言葉に肩を震わせるルー。
たまらず反論する。
「ちがッ…俺は、みんなをっ解放したくて……!」
「むしろその逆だよ❕
オマエがした罪が
どれだけ俺らを追い詰めたと…❕
「げほッ!げほげほ、ッ…」
うずくまって苦しそうにするルーに、ラグは顔を歪めるが…
「……なあ、教えてやろうか?オマエのその"発作"の原因」
「はぁ、はぁ……発作、の…?」
「——自分が可哀想、って思うことだよ」
「そ、そんなこと、考えて無…」
「じゃあその
って書いてあるツラ❕」
空気がビリビリする大声。大声以前にルーは耳を塞いでしまう。
「違う、俺は、仲間を守、」
「なんでッ…なんでアイツは、
…フローは死ななきゃいけなかったんだ」
ラグが目に涙を浮かべ、唇をかんでいる。
プルルルル…
「……テスター」
スマホ画面は、「ブレッドメイト」のグループLINE。
『ラグ!娘たち無事ィ⁉』
「そもそも…ルーに会わせてない」
『そう、良かったァ…
僕の知らないところで危害加えられてたら、
ルーを殺してたかも』
仲間だったテスターの一言に、ルーが
「俺は二人を傷つけたりしない」
『…フローのこと忘れて、お仲間とニコニコしてた奴がァ?』
…酷い言われようだ。それだけ、ルーの罪の重さを感じる。
「電話してるっつーことは、もう始末したか❕」
『…っぼろ負けだよ、凍って身動き取れないの』『僕も♪』
「オマエら弱いなっ❕
仕方ない、今からビデオ通話でルー見ててくれよな❕」
「俺に何をするの?」
ルーがそう訊くと、目で「ついてこい」と言われた。
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