第3話

この放課後の時間は外せない。



だって…ねぇ。誰にも邪魔されずに2人っきりになれるのって今しかないし。



一言で言うと最高だよね。何がなんでも雑用タイム最上級に必要。



バッチン、バッチン


でも萌メガネは俺に目もくれず資料をホチキスパッチンしてる。



「…あー」



もっとスキンシップがしたいの俺様。邪魔にされて資料にまで妬いちゃってるからね。



物にヤキモチ妬くってオカシイでしょ。かなりイッちゃってるよねー。



「…」



隣に居んのに構ってくれないって、なんだこの歯痒さ。



触れられない右手がガクーンて脱力してる。実際授業中も相当我慢してるんだからね萌ちゃん。



そこお分かり?

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