メモリデバイス良好……

映像復元。


再生を始めます。


ガラス片が小さく飛び散る。

絶え間ないほど散発的に外では

長方の鉄塊が当たり、耳に響いていく。

「ライフルどこっ!?」

「席の下だ! アサルトライフルが置いてる!」

「M四~カスやけどマウントレールに

光学サイトやら」

「早く応戦しろ!!」

大柄な黒パーカーの男性が険しい表情で

車を運転している。丸坊主の

ボディアーマー着けた若い男性が

助手席窓から身を乗り出し、自動拳銃で

後ろへ発砲していく。

「龍矢、M4」

後部座席にまだ小学生ほどの小柄ながらも

M四カービン・ライフルを無反動で

引き金を絞る人形みたく整った顔、さっぱりやや毛先が細く跳ねた短い黒髪の丈が青柄スポーツジャケットに身を包む少女が坊主頭の男性に同じライフル二挺目を渡す。

「最初はおれ、次が龍矢!」

「無理するなよ……」

「びんちたれじゃね! 来やがれクソどもっ!!」

意味わからない言葉を心地よい声で

叫ぶ少女は後部座席窓から半身をさらし

応射。「前の狙撃手を仕留めた! あとは三人!」空薬莢が複数、飛び散りカメラに罅が入った。途切れ途切れに閃光が炸裂していき耳をつんざく乾いた銃声は止めどなく

録音される。

「っ!?」

「大丈夫か」

「ギリギリ……」

「残り運転手のみ!」

少女は素早く再装填をおこない、また

半身を乗り出す。

「真珠っ!!」

運転する大柄な男性が叫び、坊主頭の男性が後ろへ腕を伸ばすところで映像が途切れた。

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