まず一番最初に伝えておきたいことは、是非最後までこの物語を読んで欲しいということです。
この「創造主症候群」はタグにある通り、「神」「隔離病棟」「異能力」「グノーシス主義」(意味が分からなくて調べました……)をキーワードに物語が進行していきます。
徐々に明らかになってくるその世界観と登場人物たち。
進行してゆく物語は、最近の好まれがちなファンタジーやヒロイックなものではなく、人間らしさを強烈に表現しています。
そこに添えられるアクセントはやや過激なものもありますが、どれも必要な物で物語に刺激を与えてくれました。
多くを語ると物語の楽しさを損ねてしまうため、残念ですがこれくらいにしておきます。
最後に一つだけ。キャッチコピーに感服。
私の拙いレビューでも興味をもって頂けた方がいらっしゃいましたら、是非ご一読下さい。
此処まで読んでいただけた方、作者の安西一夜様に感謝を。