第18話

そして旅行の日。




私は久しぶりの旅行だしワクワクしていた。




途中でおじいちゃん達と合流し、旅行先に着いて、旅館に向かってみんなで歩いてるときのこと。





楽しく歩いていたのに







背筋が凍るような…






聞きたくない言葉が聞こえてきたんだ。






"見られてる"




"付いてきてる"





お父さんの言葉...






見えない手で背中を掴まれて引っ張られるような感覚に襲われた







一気に辛い過去に引きずり込まれてしまった。




やっと辛さから抜け出せたと思ったのに。






少しずつでも良い方向に進んでると思ったのに。






お父さんはまだ治っていなかったんだ。





悲しかった。

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