第3話 再会への応援コメント
平井敦史さま
(近況ノートからこちらへ移しました)
こんにちは。
いつもお世話になっております。
ありがとうございます。
二作品とも拝読しました。
紙すき工の蔡さんのお話、登場人物の心情や時代背景が追体験しやすいテンポで、心暖まる雰囲気で、よかったです。平井さまの作品の中で一番推しです。
サルフの戦いの方は、実は私、卒論が明末だったのですが、この当時の明朝は対応もまずいし、有能な人たちが報われません。こんなに簡単に粛清されるとか処刑されるとか、この時代に生きていたらと思うと怖いです(泣)。そのあたりを書きながらもヌルハチの戦いぶりも痛快で楽しかったです。
まあ、明の唯一評価できる点は、誰でも上奏できたことなのです。清代になると上奏できる人間が限られてしまいますから。
お体に気をつけてください!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
>平井さまの作品の中で一番推しです。
ありがたいお言葉です。気に入っていただけて嬉しいです。
歴史ものを一人称で書くのはやっぱり難しいですが、時代の空気を感じていただけたなら幸いです。
>実は私、卒論が明末だったのですが、
おお、亜咲さまは歴史を専攻なさっていたのですね!
明はその名前と裏腹に、最初から終わりまで暗い雰囲気がつきまとう王朝で、正直あまり好きにはなれないのですが、何故か明末清初ものには名作が多いという……。
陳舜臣先生の『風よ雲よ』、『旋風に告げよ』の二部作、司馬遼太郎先生の『韃靼疾風録』、井上祐美子先生の『女将軍伝』、『紅顔』、『海東青 -摂政王ドルゴン-』などなど。
それらの作品には足元にも及びませんが、意外にヌルハチ生前のお話は少ないので、一石を投じることになった……かも^^;
編集済
第3話 再会への応援コメント
主人公はもちろん、イクカンがとても可哀想でしたが幸せになってよかったです。アニスとイクカンは仲良くなることはなくても、二人ともちゃんとした人たちだから礼儀正しい関係性を築けそう。主人公の力量にかかってますね!
製紙技術って、というかあらゆる技術ってすごいですよね。先人たちからの学びが発展して、大きく花開く。人類の進歩です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
実のところ、昱歓はわりとわがまま娘、という設定だったりします。
当時にあって親のすすめる縁談に納得せず男と密通するくらいですから(笑)。
でもその後大変な苦労をしたので、人間的に成長しました。
アニスはマジ良い子。
技術の発展史というのは大変興味深いものですね。
第3話 再会への応援コメント
杜環、私も使いたかったなー。
ということを思いました(笑)
それはさておき、タラスの戦いという、史上かなりのメルクマールであり、それでいて戦記として描くのはどうか……という戦いを、このように描くとは脱帽です。
というか、こういうのを描こうかな、と思っていたので、それを平井様という練達の方に描いていらっしゃって、まことに眼福です^^;
平たく言うと、こういうのでいいんだよ、という感じです。
最後の最後で娘娘に逢えて良かった^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
感想ありがとうございます!
タラスの戦いをきっかけに製紙法が西方へ伝わったとはいうけれど、詳しいことはよくわからない⇒じゃあ好きなように書いていいよね、の精神で書いてみました(笑)。
歴史小説の名手四谷軒さまに、こんなのを書きたかった、と言っていただけて大変光栄です。
杜環の「経行記」が散逸してしまったのはとても残念ですね。