老若男女が意思ある精霊の宿るカードでデッキを組み、カードゲームの勝敗が全てを支配する。
そんな、よくあるTCGの販促アニメの世界……よりも、更にカードゲームの比重が大きい、若干荒れた世界。
パワー弱めで破壊時効果が豊富なカテゴリと、演出がグロすぎるセルフブレイク系のカードを駆使する主人公の女子小学生が、ホビーアニメ風の世界で戦い、惑い、人と関わってゆく物語。
筋立てはコメディ調のホビーアニメながら、カードバトル(AR)の演出がグロすぎるので、決して万人向けではないのですが……。
このお話、原作ゲーム無しのTCG系小説にも関わらず、普通にゲームバランスが取れているんですよね。
カードの強さと出しにくさに納得感があるし、それを踏み倒すコンボにも理不尽さがない。
各カードはエピソード毎の使い捨てではなく、新登場のカードとの組み合わせも楽しい。
プレイング次第で窮地でも逆転の目が残り、また展開的にもどちらが勝ってもおかしくない対戦が多いため、最後まで結果が読めない。
グロコメのシナリオの柱として、カードゲームがしっかり支えている良作です。