第6話

   12

桜道 30

和田 31


3対4で桜道がリード

3回表、


「ここまで、正門崩れそうでくずれないよね。」成海が言う。

「平井が、配球考えてるからね」伊藤が言った。

「正門のストレートは、たぶんはいらないと思って変化球待ちだよ」

「シュートがどこまで通用するかじゃないかな」

「3回表で、4対3でリード。序盤に3点入れられたのは、痛いよな。」

「だよな。天間のバックホームがなかったら、もう1点いれられたから。」

「ここまで、相手ピッチャーはちゃんと攻略できてるね。」

「スライダーの曲がりがいまいちなのと、うちの打線が対応できる能力があるから。

ここまで点が入った、」

「だよな、監督の采配が一番だろ。福田監督、采配成功してる。」

「やっぱ、うちの3番の深谷が打ってくれるのが一番じゃない。」

「だよな、大体チャンスで打ってくるし、思いっきりがいい、」



3番 大西 ライト

1球目、シュートをアウトコースに投げた。

バッターは振らずにストライク。

2球目、シンカーをインコース低めに投げる。

バッターは引っ張ってファウルとなった。

「正門の球当てられてるよ」成海が言う。

「次何投げると思う。」

「カーブじゃない?」

3球目、カーブを振り遅れて空振り三振。


「ほら、カーブだった。」伊藤が言う。

「ほんとだ、当たったね」成海が言った。

1アウトランナー無しで

4番 毛利。 右バッター

右投げの正門は、マウンドに立つ。

1球目、シュートをインコースに投げた。

毛利はスイングしたが、サードフライ

2アウトとなった。

「毛利に打たれたら、勢いづいたから、危なかった。」成海が言った。

「だよな、ピッチャーに打たれたら、勢いづいてた。」伊藤が言った。

「5番って強打者の新藤でしょ。」

「ここは、ヒット打たれてもしょうがないでしょ。」

「てかここまで正門良く持ったね、。」

「たしかに、1回表で打たれまくったから心配した。」


5番新藤、右打者。

1球目、ストレート 乱れてボール。

2,3球目も逆球のストレートでボール

3ボール0ストライクで

4球目ど真ん中のストレートをファウル。

「正門、ストレート入ったら強いのに」

「平井の考えもわかるな。ストレートがたまたま入ってくれてたら、

打ちとれそうだし」

5球目、高めの外れたストレートに手を出さずに四球。

「やっぱ、乱調になって四球したよ」

「けど、2アウトだし。次の打者で勝負だな。」

「正門は、シュート投げとけばいいんだよ」

「だよな、右打者のインコースのシュートきいてる。」

「6番の藤井は前の打席空振り三振に倒れてるから、いけるいける。」


6番 藤井 左打者。

1球目、シンカーをインコースに投げる。ストライク。

3,3球目、ストレートが外れて、

4球目、カーブを引っかけさせて、サードゴロ。

サードの深谷が冷静に処理してファーストに投げて3アウトチェンジとなった。


4対3で桜道高校がリード。

3回裏

5番 天間 センター。 左打者

「5番の天間からか、。ヒットは確実に打ってきそうだけど。」蓮村が言う。

「天間が一番このチームでヒット数が多い」赤城が言う。

「天間と山岸って仲がいいよな。」

「天間の前がかりな性格と、山岸の控えめなところが、うまくあわさったんだろう。」

「相手のスライダー狙いだな。なかなか投げてくれないけど。」

「ストレートも一応うちごろの球なんだよな。」


毛利がマウンドに立つ。

右ピッチャーである。

1球目天間に、シュートを投げた。

振ってファウルにする。

2球目、カーブをうまくあわせて打つが、

センターフライに倒れる。


「まあ、そううまく行かないか。」赤城が言う。

「だよな、あのカーブ厄介なんだよ」蓮村が言った。

「相手球種ある。やっぱストレート狙いでいいんじゃない。」

「ストレートずっと待ってても、来ない可能性もあるよ。」

「次のバッター正門か、。」

「相手のシュートに差し込まれそうだな」

「ここまで、うちの打線7安打してるぞ」

「まだ、。3回裏って考えると。うちの打線打ちすぎだよな。」

「深谷が2安打してるよ」

「深谷は別格だよ。打ちすぎる。」


6番 正門 左バッター

スプリットで追い込まれて

0ボール2ストライクで

3球目、低めのストレートを振り遅れて

空振り三振。


「正門、空振り三振か。」赤城が言った、

「今の相手の配球うまいな。」蓮村が言う。

「2回続けてスプリット投げられたら、スプリットもう一回頭によぎるよな。」

「相手、縦と横の変化球もってるの強いよな。」

「やっぱ、ストレート狙いしかないかな。」


監督が、みんなを集める。

「ほんとだったら、指示を出しているところだけど、

自由に打っていけ。打つ球はなんでもいい。」

「はい。」生徒達が言う。


7番、石橋。

初球、高めのボール球に手を出して、レフトフライに倒れる。

3アウトチェンジ

「石橋、早く打ちすぎだよ」蓮村が言う。

「もうちょっと、見て打って欲しいよな、

これなら、山岸の方がいい。」赤城が言う。

「だよな、。山岸ってなんで外されたんだろう。」

「なんでだろうな。初戦で監督の待球策をしなかったからじゃないかな」

「あれは、天間もしてなかっただろう」

「たしかに、天間は積極的に打ちにいってたね。天間はしょうがないと思って、

山岸だけ、今回の試合ベンチ入りにしたんじゃない。」

「天間のあの自分勝手さはすごいよな。監督のサイン見てないときあるし。」

「自由奔放なんだよ。その代わりちゃんと勝つための野球してくれる」

「次で、4回表か、正門のシュートもそろそろ打たれそうだな、。」

「ストレートが入んないんじゃ。抑えるの難しいよ。よく3回まで持った。」

「うちの正門、ストレートがはいれば、普通に2番手なんだけどね。」

「うちに、エースの桜がいてよかった」

「桜いなかったら、確かにトーナメント勝ち上がれない。」

「萩島が、調子いいから、3回戦投げそうだな。」

「桜は温存したいよな、。俺ら、県大会のベスト16までいけそうじゃない。」

「だよな、うちの打線も好調だし、いけそう、」

「この試合勝てるか、まだわかんないけど。」

「だよな、5点差まで広げたいけど、」

「あっちの和田高校ってチーム。そんな強くない評判だったのに、

バッター結構打つじゃん。」

「だな、こっちも打線では負けてられない。」

「相手の、5番が要注意人物って言ってたけど、他のバッターも打ってる、」

「次は、キャッチャーの佐久間って人か」

「キャッチャーだろ、。いやらしいバッティングするんだろうな」

「それ、キャッチャーに対しての偏見じゃん。」

「相手打線は4安打。正門はそこまでうたれていないけど、

1回に打たれまくってるから」

「1回表に3点捕られてるからな、よく野球であるよな。

1回表だけ点を捕られるっていう正門もそのパターンだったらいいけど。」

「てか守備交代かじゃあな。」


4回表、

8番 佐久間 キャッチャー 

右バッターボックスに立つ。

1球目、正門がインコースにシュートを投げた。

佐久間はうまく引っ張ってレフト前ヒットとなった。


「うわ、打たれシュート」成海が言う。

「シュート打たれ始めたら、もう投げる球、シンカーとカーブしかないよ。」

「あのキャッチャーバッティングもできるのすごいな。」

「そろそろ、正門点取られそうだな、」

「9番打者はおさえてほしいよな」

「ここはゲッツー狙いだろ」

「だよな、じゃあ、シンカーでショートゴロが一番いいんじゃない。」

「いや、ほんとだったら、ストレートで空振り三振が一番いい。」

「正門、ストレートはいらないんだもん。」

「打たせて取る野球になるんじゃない。」

「うちの守備のショートの要である。富永のところにボールがいけば

なんとかしてくれそうだけどな。」

「監督は、たぶん5回まで正門を投げさせると思う。」

「萩島が6回から投げてくれれば、初戦の投球みたらおさえられそうだもんな。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

監督の高校野球物語 Taku @Taku777701

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ