ひとりごと③ 私が王だ

 合作は楽しい。

 依頼をこなすのも楽しい。


 でも、それは、コミュニケーションの楽しさだと思っています。


 だから、創作の楽しさは、私にとっては、孤独の楽しさ。

 誰かの善意、厚意、それは素晴らしいね。

 でも。

 要らないのよ。


 うむ、これは、単純な理由。


 私の創作において、私が王だから。

 王に意見は要らない。

 意見したいなら、同盟相手か、共同統治王にでもなってからにしてください。


 あるいは、私が王座から下りる、コミュニケーションの場においてやってください。


 私は、私の意志によって、ここにいるのです。

 小さくても、私が自ら選んだ、私の領地を。

 侵そうとする者は。

 私は許さない。

 私は偏屈な、孤独の王であることを楽しんでいるからこそ、善意で踏み込まれることを嫌うのです。


 まあ、ひねくれ者の独り言。

 今夜も暖かくして寝なさいね。

 おやすみ、バイバイ。

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