第30話

「あ、ハル。おせーよ?待ったぞ?」


「ごめんごめんスバル君!って、なんか今日人多くない?」


「「スバルさんちーす!!」」





始めてこの広場に来た時は誰の目にも止まらないガキだった俺も、今はBlessのメンツとして目で追われる存在になっていた。(まぁ、超不良のスバル君の弟って事もあるんだろうけど…)





「今、よそが喧嘩してるらしい。見に行くか?こびや恩売りたい奴らは参戦するとか言ってるみたいだけど」


「よそ?スバル君たちは?」


「俺らは高みの見物だよ。厄貰いそうに不吉なチームがぶつかってるみたいだからよー」

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