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「帰り支度早すぎんだろ…」
「だってさっさと家帰ってゆっくりしたいじゃない?」
久々にみんなうち来るんだしさ?と、にっこり笑ってやる。
「なるほど。」
素直に受け止めてくれた。
風斗って意外と私の笑顔に騙されちゃうのよね。
単純すぎ...
「さ。みんな帰ろー、車もう門前につけてあるから。」
「はぁい。」
叶汰が一番に返事をする。
アイス食べ終わるの早すぎない⁈
まあいいけど…
「どうせならみんなうちに泊まる?」
「いいのか?」
もういっそみんな泊まったほうが朝まとまって登校できるよね…
密琉の言葉に頷く。
「うん。実質あの家私のものだし?」
「あー、親父さん裏のTOPだもんな。」
「うん。だから稼ぎ頭は私。ただお母さんと紗亜耶は知らないけどね。」
なんてったって私にはたくさん秘密があるからね〜<どやっ>
なんて心の中でどやりながら風斗の言葉に返事をする。
「...あのババア藍樺に生かされてるとも知らずに藍樺のこと殴りやがって...」
「藍樺。辛くなったらいつでも報復しろな?」
口の悪くなった風斗と密琉に言われて適当に返事を返した。
「わかってるよー、まあいつでも潰せるんだけど...その時はもう情けなんてかけないから。」
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