8P

~生徒会side~





「な?!ウイルスかっ!クソッ!やられた!」





一応全国No.8のハッカーでも歯が立たない。


全国No.8のハッカーであり、生徒会書記の神楽岳斗が悔しそうにパソコンに向かっている。




「岳斗?」




「陸。ウイルスを仕込まれてた。パソコン使えねぇ…」






生徒会長の奥山陸が岳斗に声をかける。






「はぁ?マジか…風藍鬼。メンバーが気になるな…」





どうしても風藍鬼のメンバーが気になるらしい。





何処にいるのか、何をしているのか、誰なのか、害はあるのか。





なぜ気になるのか生徒会のメンバーはみんなわかっているだろう。


この生徒会が普通の生徒会ではなく東郷学園の生徒会だからだ。






普通であれば組織なんて気にはしない。

だがこの学園では暴走族や不良連中がゴロゴロいる。

生徒会メンバーもその族の一つだ。


生徒会の役職をそのままに雷神という族をしている。


学園自体はもちろん普通の生徒も沢山いるが大半がなにかしらに関わっている。



だからこそ情報を少しでも手に入れたいのだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る