恐ろしくも美しい輝き
- ★★★ Excellent!!!
海外の絵本や童話のような雰囲気の物語です。
幻想的で奥深く、まさに森の中へと誘われている気持ちで読み進めました。
子供の頃に絵本として読んでいたなら、きっと表紙や挿絵の美しさに魅入られ、それらだけがくっきりと記憶に残る。
そして、大人になってから読み返した時、ようやくストーリーの重厚さと美しさに気が付き、また深く心に刻まれることになる。
触れる毎に、何度でもその美しさの虜になってしまうのでしょう。
そんな妖しい魅力があると思います。
文学に精通した作者様の技量が、遺憾なく発揮されている作品だと感じました。