第58話 20XX年、合宿所は欲の炎に包まれた。

合宿のカリキュラムも一通り終わり、間もなく就寝タイムが近づいてきた。

しかし、蓮姫は1つの懸念を抱いていた。


「1年生女子の目つきがどうもあやしい・・・」


気になって、目つきがギラギラ女子達の会話をこっそり盗み聞きする。


「先生たちが寝たら、樫谷先輩の部屋にこっそり行こうよ!」

「いいね!遊びに行こう!」

「合宿のいい思い出が出来るね!」

「婚姻届け用意しようかな!!」


蓮姫の予感は当たっていた。

1年生女子達が、そらの部屋に侵入してあ~んなことやこ~んなことをするつもりだ。


「おのれ1年のメスブタ共、思い通りにさせてたまるか!」


そして、蓮姫の長い夜の戦いが始まろうとしていた。



そして、夜の11時頃。


蓮姫は、そらの部屋の前でアーミー服を着て待ち構えていた。


「よ~し、いつでも来いや1年共!」


そして、異様なオーラを放ちながら、1年生女子達がジワリジワリと近づいてくる。


「貴様ら1年生達は、北斗七星の脇に輝く双星を見た事があるか?」

「ある」

「どうやら、お前たちとは戦う運命にあったらしい」


お互い、睨み合いが続く。


「モブ子、あんたに用は無いんだから、とっとと失せなよ」

「"モブ子"じゃ、無いだろ」

「あ?」

「"さん"を付けろよエロ助アマぁ!!」


"さん"を付ければ良いというレベルでは無い気もするが、

ついに戦いの火蓋が切られる。


「くらえ!蓮姫ちゃんスペシャルドラゴンマッハキックと見せかけてちょーっぷ!!」


そして、


「おらぁ!」


バキッ!


「ぐふっ!!」


蓮姫は吹っ飛んだ。


「モブ子せんぱい、弱いっすね」

「さて、こんなのほっといて樫谷先輩の部屋に入ろう~♪」


そして、そらの部屋を開ける1年生。

すると、


「あなたたち、何をしているの?」


部屋の中から、闘気を剝き出しにした島野が出てきた。


「な、何故あなたが!?」

「気を感じたの。あなたたちから放たれる、淫気を感じ取ったの」

「・・・なるほど。やはり、あなたは只者では無かったのですね」

「引き返すなら、今回の事は不問にするわ」

「そうはいきません。私たちは、このプレシャスタイムをずっと楽しみにしていたんです。今更、引き返せません」

「そう。なら、仕方ないわね」


そして、島野と1年生女子達は構える。

それは、まるで龍と虎の戦いのように見えた。


「うおおおおおおお!!!!!!」


1年生女子Aが、島野に向かっていく。


「ほわちゃあ!!」


島野の正拳突きが1年生女子Aに入る。


「HIDEBU!!」


1年生女子Aは吹っ飛び、気絶した。


「まだまだぁ!!」


1年生女子Bが島野に立ち向かう。


「あたーっ!!」


島野の回し蹴りが1年生女子Bに入る。


「ABESHI!!」


1年生女子Bは吹っ飛び、気絶した。


そして、1年生女子C、D、E、F、G、H、I、ひとつ飛んでK

が一斉に飛びかかる。


「あーたたたたたたたたたた!!!」


島野の目にも止まらぬ攻撃がC~K(Jを除く)に入り、全員吹っ飛んだ。


「あなたたちに、樫谷君と夜を過ごす資格は無い」


島野は気絶した1年生女子達をホウキで掃きながら、部屋まで戻した。

これにより、1年生女子達の野望は打ち砕かれたのである。


しかし、ここで大きな疑問が残る。


なぜ、島野はそらの部屋にいたのか。

いったい、何をしていたのか。


答えは、誰にも分からない。


「いや、色々と問題だろ・・・」


蓮姫は目が覚めた。

というか、忘れてた。


「作者が忘れんじゃねぇ」


と、ツッコミを入れた蓮姫も、大人しく部屋へ戻るのだった。


あっ、一応言っておきますが、

そらは部屋でぐっすりとお眠りになってます。

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