第102話

「不思議。今ならいろんなこと忘れられる。」



海に浮かび、空を見上げると雲一つない青空が広がっている。



思わず手を伸ばしたくなるような空だな。



「あたしと違って純粋って感じ。」



「リン、何してるんだ?」



空を眺めてそう呟いた瞬間、聞き慣れた声があたしの名前を呼んだ。



「べ、別に。あっ…、」



足を地面につこうとしたが、声をかけられてことに驚いて立ち上がるのに失敗した。



「リン大丈夫か!」



あたしのその様子に気づき、声の主が海に入ってきた。



やばい!



ちょっと溺れるかも。

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