青春なのかわからない話

chikuwa(,,lvl,,)

第1話 なんかよくわからない学校生活

「お、おはよぅ。明良あきら…カケル、休みだって…」

前髪が長いこの子は星花心ほしばなしん

「はよー!心!カケッチ心配だな」

元気なこの子は小原明良おばらあきら

「あと……ぼく、学力全国1位になった…」

心は恥ずかしがり屋だけど頭がいいんです。

「スゲーわ、おめでとー」

チャイムの音が聞こえてきました。

「いこっか…」

「うん」


この時間は数学のテスト返しをするそうです。

「あぁぁ…」

おや?心がテストを見つめて震えています。

「どしたの?」

声が小さくても明良は心の様子がわかったみたいです。

ちなみに心は100点。明良は…20点。

これを天と地ほどの差といいますね。

「あぅうぁぁじゅくやぁぁ」

翻訳すると『うわーこの人塾習ってたじゃん』ですね。

「明良…ちょっと前髪結んでくれる…?」

「いいよ」

「ん」

心が明良のスマホの画面を見ました。

「そーいえば、この塾おらも通ってるんだ」

心は前髪を結ぶと山形少年になるみたいです。

「まじ!?やたー!」

「おらも嬉しい」


学校が終わって塾に来ました。

この塾は解けなかったら出来るまで勉強するらしいです。(スパルタ…?)

「ワカンナイ」

明良は目に涙を浮かべています。

「やっほ」

そこに来たのは…

「カケル!」

この子は月山カケル《つきやまかける》。

「どもー」

カケルも頭がいいです。

「わかんないよ〜」

心は先に塾から帰っていた。

「カケッチ〜教えて〜」

その問題は「5.6×2×1.06×22=?」という問題です。ちなみに答えは261.184。

「あーこれ?」


50分後。

机の上には沢山の消しかすが。

「…流石に…疲れ…た…」

「いえーい ありがと〜」

1人に教えるのにそんなに時間かかるかな…?

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