世界観とは?
やあ、僕は世界観を持っているだろうか。
やあ、また会ったね。再開できて嬉しいよ。また、僕の話を聞いてくれるかい? ああ、ありがとう、いい返事だ。じゃあ……いや、話す前に1つ言う事があった。
直す前のを見た人には言っておくけれど、前回のは全く改行してなかっただろ? 一応意図は有ったんだけれど、自分で読み直したときに流石に読みにくかったから、ほんの少しだけれど改行しておいたんだ。見にくくしてすまなかったね。では気を取り直してはじめようか。
――――――
やあ、僕は世界観を持っているだろうか。
さて、今回はタイトル通り、自分の世界観についての話だ。ああ、1つ注釈を付けておこう。この世界観とはあくまで小説を書く上での話だ。それに例のごとく僕の主観が大幅に含まれている。ジャンルがエッセイ・ノンフィクションだから当然と言えば当然だけれども。
では、早速質問だ。君は自分独自の世界観を持っているかい? ……分からない? まあだろうね。それじゃあ、世界観とは何なのかの話をしていこうか。
そもそも世界観とはなんだろうか。まあ、昔の僕は自分のつくった世界の設定のことだと思っていたのだけども。今からもう少し考えてみようか。ええと、これを考えるなら自分の世界観の一番最初を考えると早いね。そしたら、君。前回も聞いたけど君の好きな本はあるかい? いくつか挙げてみて。へぇ……なるほど……。君の好きな本のジャンルを言うとしたらSFなんだね。じゃあ、なぜ君はSFが好きなんだい? やっぱり、そうだよね。君の言った通り、自分の好みというのは子どもの頃の経験が大きくなる。嫌いなもの、好きなもの、それが明確に分かれるのは3〜4歳と言われているしね。まあ、人の好みなんていくらでも変わるから今までの経験によって好き嫌いが決まるんだろう。
さて、これを世界観に当てはめてみよう。自分自身が好きなものは今までの経験によってほぼ決まる。そして、基本的に小説というものは自分の好きなものが書かれている。そうだとすると、今まで培われてきた経験、つまり好き嫌いによって自らの世界の設定というものが創られていくような気がしないかい?
ここでちょっと視点を変えて見ようか。世界観が自分の好き嫌いに大きな影響を受けることは分かったね? では好き嫌いがあるということはどういうことなのだろうか。これに関しては際限なく語れてしまうから先に結論からいこうか。好き嫌いというのは判断基準なのだということさ。まあ、他の解釈はいくらでもあり得るが一旦これで話を進めよう。それでこの好き嫌いの話には納得できるかい? 言われてみれば至極当然のことなんだけれど。
何処かで聞いた話だと、好き嫌いというのは自分の身を守るために発達したものらしい。そうすると、好き嫌いというのは、自分を守る為に又は、快適に過ごす為に様々なものを判断するためのフィルターとも言えるんじゃないかな。
さて、まとめようか。世界観とは何か。それは子どもの頃から培われた自らの物の見方であると言えるだろう。うん、そうなんだ。この解釈では世界観とは自分の設定に限られないんだね。
僕はこれに気づくまで大分時間がかかってね。とても悩んだ時期があったんだよ。それについてちょっと語っていこうか。
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