2つの心
前回のあらすじ――
高校1年生の海(カイ)と、闇に堕ちたもう一人の存在ロマノフ。
二つの心が交錯し、今、新たな物語が始まろうとしていた――。
陽が傾き始めた街。どこか不穏な空気が流れる中、一人の少年が静かに立っていた。
「やぁ、みんな。俺はロマノフ…闇に堕ちた者だ。」
その瞳には、かつての優しさは微塵も残っていなかった。
「久々に外の世界に出てこれたんだ……少し暴れないとなぁ……ハハハ!!」
狂気を孕んだ笑い声が響き渡る。
「やめろ、ロマノフ!!」
鋭い声が空気を切り裂いた。駆けつけたのは海だった。
彼は必死にロマノフを見つめ、何かを訴えかけるように拳を握りしめる。
「……目を覚ませ、バカ!!」
しかし、ロマノフは冷笑を浮かべ、低く囁く。
「……黙っていろ。お前たちは……。」
闇と光――二つの心がぶつかり合う時、真実が明らかになる。
次回、『二つの心 ― 後編』
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