現世が現世でない
もしも、現世が地獄なら
…ただの願望だけれど
現世が地獄だったら
死んで、生まれ変われますよと言われたら
安堵で泣き崩れ
て
外に出たことがない
奥底のぐちゃぐちゃを
全部吐き出して
純粋になって
また
新しい生を過ごす
のだろう
…現世が地獄だったら
納得してしまう
この世界は
悪いことばかり
だから
殺人
なんでそんなこと
なにがあって、そんなこと
それしか道は…
なかったのか
いじめ
なんでそんなこと
なにがあって、そんなこと
…それしか道は
なかったの?
人間
なんでそんなもの
なにがあって、そんなものが生まれたの?
それしか道は…
必然として、偶然としての道を
勝ち抜いたが故に
…悲劇ばかりを生むのだろう
人未満として、思うことは
人間と同じ
この肌が
髪が
目が
血が
細胞が
遺伝子が
全て、偶然と必然を
行き来し、そうして作られたこの体
その、大事で大切なからだのなかにいる
比べられるゴミが可哀想なくらいな、ゴミのような魂が
まともに生きれるわけもなく
傷にまみれて、地獄同様
魂を殺され、壊され、利用価値すらも
見いだされず
そう思ってしまう生を
この世界を、現世を
地獄
…以外、どういうように
表現をすればよいのか?
まだ、他に、…言葉を知らない
しりたくない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます