第50話

「楓さん。」




「なに?」



楓さんと名前を呼ぶと慣れないのか照れたように返事をする




「いえ、呼んでみただけです。

俺の名前覚えてますか?」




「久我くんでしょ?」




なに言ってんだろう?と不思議そうな顔をする




こういうところも可愛いんだよな




「くっ、知ってますよ。

苗字じゃなくて名前ですよ。」




若干の天然さん



「あっ、えっと、響弥くんだったよね?」




名前を覚えてくれていたことに喜びを覚える




「合ってますよ。じゃ、これからはそうやって呼んで下さい。」




好きな人に名前を呼んでもらえる幸せ




特別な気がする

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