第70話

「ちっ、入れ。」




これ以上、ここで騒がれるのが迷惑だったのか屋敷の中に入れてくれる





屋敷の奥へ案内され、その部屋の地下へと導かれる




ガチャリと開いた扉




冷んやりとした空気が外へ流れ出てくる




それと一緒に鼻に付く鉄の匂いも




「あ"?勝手に入いるんじゃねえぞ!」




ガンっという音が聞こえた




どうやら少し開いた扉に向かって何かを投げつけたようだ




「坊ちゃんすいやせん!そいつの兄って奴が来て、煩かったので。」





「はっ、このヤリチンやろーの兄貴か。

弟の罪を償って貰おうか。入れ!」




男に促され、その異質な空間へ足を踏み入れる





部屋に入って1番始めに目に映ったのは床に倒れ込む蓮凛の姿だった




「蓮!大丈夫か!?」



大分、殴られたのか真っ赤に染まり意識朦朧としている




「・・・じ、んく、ん。なん、で、」




苦しそうに息を吐きながら顔を歪める




そっと、蓮の体に触れ無事かを確かめる




見た目は酷いがなんとか大丈夫そうだ




「てめぇ、弟になにしてんだ?

ヤクザの息子だろうと関係ねぇ。」




蓮も悪いかもしれないけどここまでする必要ないだろ

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