第36話

でも、時々本当に危ないときもある




そういう時は仕方なく相手になったりもする




子どもの頃は女顔で背の小さかったおれはよくいじめられていた




そんなおれをみて仁くんが武術を勧めてくれた




始めは抵抗があったけど、仁くんが一緒に通ってくれた




そのうち楽しくなって、空手・剣道、合気道・柔道




いくつもの教室をかけ持つようになった




そのおかげか喧嘩でもある程度負けることがない




まあ、仁くんには勝てないけどね




おれもセンスがあるって師範に褒められけど、仁くんはセンスの固まりだった




体格も恵まれていて全国大会で優勝した経験もあるくらいだった




おれは良くて準優勝




でもそう簡単には負けないさ




何気に今でも暇な日は稽古をしに行っている




そんなおれに両親や兄弟は何も言ってこない




母ちゃんはあまりよく思ってないようだけどね




父ちゃんは後悔しないよに生きろって




父ちゃんの事は大好きだ




だけと、少し頼りない部分もある




だって優しすぎるんだもの




何をしたって怒らない

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