第6話

その時さりげなく触れられた

恋愛についても正直に話した


話を聞いて川角先生は

私が再会した時にとった

私の不審な行動――泣いたことについて

納得したらしい


でも先生はこうも言った


『海野さんもツラいだろうけど

彼も苦しいのかもしれない


海野さんは彼女なんだから

堂々としてればいいよ


あなたは彼を支えられる

絶対的な存在の一人なんだよ』

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