第12話
瑠樹side
今日はお前が会いたかった相手に会わせてやると言われて仕方なく帰ってきたんだが...
「お前、学校で絶対王政みたいな事してんじゃねぇよな?」
「...何のことだ?」
「惚けてんじゃねぇ、そんな事すぐにやめて全国トップ目指して努力したらどうなんだ。」
「意味分かんねぇ。」
身に覚えのない事で説教され、親父は一方的に俺を諭し続けた。
俺はこんな事のために帰ってきたのか?
俺が会いたかったやつって、そんなやついねぇじゃねぇか。
すると、突然背後に気配を感じた。
「おお、やっと来たか。俺の横に座れ。」
誰だ?この黒づくめの怪しいやつは。
「説教は一旦やめてやる。んで、こいつはクロだ。」
一旦って、このあとも続くのか...。
しかし、
「クロ?」
なんか聞き覚えがある気がする。
ああ、分かった。
こちらの世界では有名な、あの仕事屋の"クロ"か。
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