周りから距離を置いた男子高校生が、出会いを通してさまざまな事件に巻き込まれていくお話なのですがスケールの広がりが想像以上。徐々に明らかになっていく主人公のバックグラウンド。最初の印象が、主人公の背景を知れば知るほど固まっていきます。特に、12話以降特に引き込まれます……!
丁寧な文体と構成で、まさにジュヴナイルという趣のある作品でした。物語はゆっくりと進みますが、その分、キャラクターの魅力がじわじわと染みてきます。もう少し先で物語が大きく動き出す展開があると、さらに読者を惹きつける力が増す気がしました。
うまく生きる方法が分からない、その不器用さから青を見ました。青春の一言ではあまりに稚拙。読み始めるとどこで休憩したら良いかわからなくなります。ずっと続けて読めます。是非に