自然派食品推奨派の父と、手作り上手な母の元、四人兄弟の末っ子として生まれた著者。
ジャンキーなお菓子とは縁遠く、時折人から頂くことはあっても、四等分の分け前は少ない。
大人になると自然派・手作りに惹かれ、選ぶ人も多いのだろうけれど、子どものころは刺激的な味の市販のお菓子が食べたいものです。
友達が食べている「○の素」を使った卵焼きやポテトチップス。
禁止されたり「食べちゃいけない。ねだっちゃいけない」と思うのは、子ども心にはなかなか辛いものがあっただろうなぁと思います。
健康志向のお父さんも、手作りしてくれるお母さんも、小さな末っ子にはちょっと窮屈だったのかもしれませんね。
でも読み進めると、あれ、そこまで厳格ではない‥‥‥?
お兄ちゃんが普通におねだりしている‥‥‥?
と、なんだか緩い部分も見えてきて──。
最後まで読むと、なんだ、そうだったのかとホッとしつつ、著者のお母さんの手作りおやつが食べたくなりました。
色んなものを食べてみて、選ぶ食事は少しずつ変わっていくのだろうなぁと、食についてしみじみと思う作品。
ぜひご一読ください。
こちらのご著作の作者様がお子さまでいらした頃、ご家庭では普通におやつとして出て来るものが、出て来ませんでした。
いわゆる、既製品のお菓子ですね。
作者様のご家庭にはお父様のご職業から、安全性を保証されたものを召し上がるという不文律のようなものがございまして、ご家族の皆さんはそれを理解しておられたのです。
そして、お母様がこれまたなんでも創造してしまわれるのでは、というお料理名人だったのです。ご家庭でのお料理はもちろん、おやつまで。
なんとなんと、お友だちのおうちで作者様と運命的な出会いを果たされた、憧れのポテトチップスまで、手作りです。
センチかミリか、の厚みにまでこだわるお母様の姿勢。
お子さま時代の作者様の、おいしいよ……お母さん……だけど……コレジャ……ナイ……。のお気持ち描写も、みどころでございます。
実は、意外な形で作者様は既製品のポテトチップスと再会されます。みんなが知ってる、有名な、あのポテトチップス、です。それも、なんとまあ、ご家庭で、なのです。
どうしてそうなったか。そして、ご自身がお母様となられました作者様のご心境、ラストの部分。ぜひ、皆様もご著作で確かめて頂けたらと存じます。
できましたら、お好きな既製品(これが大事です!)をご用意なさってください。
何故か? 食べたく……なるからです!
タイトル、内容、ご自身の思い出、そして、お母様となられた現在のご自身。
楽しいエッセイとはこうである。読んだら、誰かにすすめたくなる。
素晴らしいエッセイです。
ほんとうに、ごちそうさまでございました。
ぜひ、ご覧ください。
「市販のポテチが食べたい!」
友だちのところでもらったそれが忘れられなくて
作者さまの家ではお母さまがおやつを手作り、それもかなり高いレベルで作っておられたそうです
自然派で、添加物もない、レパートリーも多く、素朴で親しみやすい文章も相まって「いいな」と、手作りおやつで育たなかった私は素直にうらやましく思いました
それでも、市販のスナック菓子、ジャンクフードの誘惑は、子どもにはあらがえないものがあります
作者さまはお作でも、ご自身が作られるおやつを題材に、またレシピを主にしたエッセイも書かれていらっしゃいます
そのルーツがお母さまの影響だとも知れる、今回のエッセイでもあります
実話100%ですが、まるで物語のような起承転結、最後のどんでん返しまで、しっかり楽しめました
応援コメントが多いのもうなずけます
皆さん、このやわらかなエッセイから子どものころのこと、おやつの思い出よみがえり、語らずにはいられないのでしょう
後発の特権です
ぜひ、応援コメント、並びに作者さまのご返信もご覧ください
きっとあなたも子どものころを思い出し、一言何かを残さないと気が済まなくなるでしょう