7日目

 世間体を気にした生き方を、私たちは強いられている。間違えたことをしていても、その人が成功すれば「奇抜なアイデア」となり、やがてそれは「常識」になる。

自分たちの常識は、そこからきているのかもしれない。

「普通ってなんだ…?」

私は昔からよく「普通」について、親から聞かれていた。

「私の普通は、私基準なんだよね…」

そう、私の考える「普通」は、時々他人と違うことがあるが、それは私の中の「仏」なのであり、私がおかしいというわけではない。

 人は、それぞれの普通がある。私の普通は、誰かの特別かもしれない。

「普通って、なんだろう…」

昔、普通に過ごしていたら、クラスメイトから陰口を言われ、生き辛くなってしまった。私の普通は、他人の「普通」ではなかった。それから、周りに合わせて過ごす日々。生き辛さは、まだ抜けない。それから、私はその言葉を嫌い始めた。

 私は、「普通」を嫌う。

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