第19話

さっきまであんなに盛り上がってたのに。

下りは静かになって、右の綾弥斗さんに

ドキドキしてしまう。

それがわかったのか夏弥斗さんが私たちの座っている方へってか私の左隣へ座ってきて。私は2人に挟まれたことになる。ますますドキドキしてしまう。

「ねぇ奏ちゃん楽しかった?」

「楽しかったですよ?なんでそんなこと」

「いや時々物思いにふけってる気がしたから」

私そんなに考え込んでるように見えたのかな?

「気を遣わせるな綾弥斗。俺ら2人を相手にしてるから

とかもあるだろうし」

なそう顔を私の方に向けて覗き込んでくる仕草の夏弥斗さんに助けられた気がした。

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