無敵の盾[むてきのアンティ] Lets kabady!!
矢野 優希
第1章 嵐筋が生み出すアラケズリな物語
アラスジショウカイ
第1話
『俺の名前は』
『嵐筋 護(あらすじ まもる)』
『高校でやる部活なら』
『俺は!』
ー廊楼(ろうろう)高校ー
顧問
えっ。
ここでいいの?
本当にいいの?
ここカバディ部なんだけど。
嵐筋(あらすじ)
ここだからいいんです!
昔っから!これ!
やりたかったんです!
顧問
本当にやりたいんだったらいいけど・・・。
嵐筋(あらすじ)
本当ですか!
ヤッターー!!
頑張ろ〜!
やった!
やった!
カバディ入部!
顧問
(本当にやりたそうだな)
(ネタとか罰ゲームでやらされるとかではなく)
(自分の意思で・・・)
(自分の心に従って・・・)
(これならこの子は良いカバディ選手になれるな)
それでなんだが。
嵐筋
はい!
顧問
入部手続きをするんなら2年に副部長の子がいるから、その子の所に行くんだな。
嵐筋
わかりました!
顧問
私も今年から本格的にカバディ部の顧問をやり始めたが、こんな子は初めてだな。
この子なら、もしかしたら。
ーーーーー
ー部室ー
夜柱
よくぞカバディ部の部室に来てくれたな。
新入生
はい!
よろしくお願いします!
嵐筋
はい!
お願いしますっっっ!
夜柱
そこの1年。
お前名前は?
随分と威勢がいいな。
嵐筋
(えっ?)
(褒められた?)
(俺が・・・!)
はい!
嵐筋 護と言います。
よろしくお願いします!
夜柱
ああ。
俺の名前は夜柱 鶴(よばしら つる)。
カバディ部の2年生で副部長をやっている。
嵐筋
おお!
それじゃ、これからよろしくお願・・・
夜柱
今年の新入生。
お前達は今年は入部するな。
嵐筋
え?
入部・・・するな・・・?
夜柱(よばしら)
ああ、そうだ。
お前らのような存在は、
いらない。
特にお前。
嵐筋。
だっけ?
嵐筋
はい!
俺、高校で部活やるならカバディかと思って!
夜柱
・・・そうか。
お前さ。
カバディならイケると思ったんだろ。
嵐筋(あらすじ)
えっ!
そんな事は・・・。
俺はただ純粋に!
夜柱(よばしら)
まだメジャースポーツじゃないカバディなら!
自分も主力メンバーになれる・・・
スタメンに入れるとか思ってるんじゃないか?
嵐筋
そんな事は・・・!
夜柱
御託はいい・・・。
そんな誰もが言う様な言い訳は
『夜柱、お前ならできるよ』
夜柱
もう!
聞き飽きた!
嵐筋
そんな・・・!
夜柱
来い。
格の違いを見せてやる。
アラスジ
マモル!
嵐筋
えっ!
来る!
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